中国選手がアジア記録更新!「謝謝コンビ」の活躍で日中陸上対決の機運高まる―中国メディア

Record China    2019年7月22日(月) 19時20分

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22日、中国メディア・中国新聞網は、ロンドンで開催されたIAAFダイヤモンドリーグでの中国人選手の活躍を伝え、今後の日中対決の展開を予測した。写真は謝震業。

2019年7月22日、中国メディア・中国新聞網は、ロンドンで開催されたIAAF(国際陸連)ダイヤモンドリーグでの中国人選手の活躍を伝え、今後の日中対決の展開を予測した。

21日に行われた男子200メートル決勝で、中国の謝震業(シエ・ジェンイエ)がトップでゴール。19秒88のタイムは、2015年6月のアジア陸上競技選手権大会でナイジェリア出身のカタール人選手フェミ・オグノデが記録した19秒97の記録を抜くアジア新記録だった。記事は、「モンゴロイドの選手として初めて200メートルで20秒を切った彼は、東京五輪への出場も確実となった」と説明した。

また、同日には男子110メートルハードル決勝でも、中国の謝文駿(シエ・ウェンジュン)が0.005秒差で2位のフランス人選手を破り優勝。記事は「その走りは過去に世界新記録樹立や大会での優勝を繰り返し、『アジアの昇り龍』と呼ばれた元ハードル選手の劉翔(リウ・シアン)を思い出させた」と称賛した。

記事は、「謝震業と謝文駿という『謝謝コンビ』の今回の活躍は、中国の選手団を大いに勇気づけた。とりわけ、今大会の前半で日本人選手が輝かしい成績を見せていたことを踏まえると、彼らの勝利は日中の陸上競技対決において大きな一歩となった」と指摘した。

その上で、「今大会は日本にとっても、小池祐貴が男子100メートルで9秒98の好成績を残すなど収穫の多いものとなった。勢いづいた日本は4×100メートルリレーでも2位に食い込み、アジアの陸上競技史に残る成績を打ち立てた。一方、同試合で中国はトップの4チームと大きく離され5位でゴールするなど、大敗を喫していた」と説明。「こうして日本が猛進する中、『謝謝コンビ』の威力が炸裂した。特に、謝震業と小池祐貴の2度目の対決となった男子200メートルで、謝は小池が4位に終わったのとは対照的に、圧倒的な優勢を見せつけた」と強調した。

記事は最後に、「彼らの力強いパフォーマンスは、中国人選手のアジアや世界での競争力を示していると同時に、迫りくる日本選手の存在感も映し出している。9月の世界陸上競技選手権大会、さらには来年の東京五輪がすでに視野に入っている状況で、日中の陸上選手らはどちらも良好なコンディションを見せている。このことが因縁のライバルである日中の陸上対決の機運を高め、将来の対決がし烈なものになることを示唆している。『謝謝コンビ』をはじめとする中国人選手一人ひとりの活躍が、中国にとって力になるのだ」と結んだ。(翻訳・編集/岩谷)

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