豊かになる中国、認知症や心臓病などの疾病も急増―海外メディア

Record China    2013年6月9日(日) 23時17分

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8日、環球網の報道によると、フランス通信社(AFP)と米ナショナル・パブリック・ラジオがそれぞれ医学雑誌ランセットの中国における疾病の増加について取り上げている。写真は安徽省の病院で開催されたこどもの日パーティーに参加する白血病の子供たち。

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2013年6月8日、環球網の報道によると、フランスのAFP通信社と米ナショナル・パブリック・ラジオがそれぞれ医学雑誌ランセットの中国における疾病の増加について取り上げている。

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AFPは、7日の「中国人の認知症患者900万人以上に」と題する記事で認知症患者の急増について取り上げた。これによると、1990年の認知症患者数が368万人、うち老年性認知症患者が193万人だったのに対し、2010年の認知症患者数は919万人、うち老年性認知症患者の数は569万人と想像以上の速さで増加しているという。20年前に比べ、寿命が延び、経済的に豊かになったことが原因とされる。

また同ラジオは、6日「中国が豊かになり疾病も先進国並みに」と題し、中国が米国と大国の地位争いをするばかりでなく、米国人同様の健康問題にも直面していると報じている。中国はこれまで、下痢、肺炎、はしか、マラリアなど貧困によりもたらされる疾病を克服してきたが、現在の主な死亡原因は脳梗塞、心臓病といった先進国に多いものとなっている。

1970〜2010年の間に、中国人男性の平均寿命は12.5歳、女性に至っては15歳と大きく延びたが、肺がんやエイズなど多くの新たな健康問題に直面している。また、多くの人が自動車を買えるようになったため、交通事故による病院の負担もますます深刻になっている。(翻訳・編集/中原)

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