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8日、リヤカーを引いて09年から地球一周の旅を続けている日本人青年の吉田正仁さん(32)が中国・浙江省入りし、ゴールの上海市に向かって順調に歩みを進めている。写真は吉田さん。
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2013年6月8日、シンガポール華字紙・星島環球網によると、リヤカーを引いて09年から世界中を旅している日本人青年の吉田正仁さん(32)はすでに中国・浙江省入りし、ゴールの上海市に向かって順調に歩みを進めている。9日にも地球一周を達成する見通し。
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4年半で約4万キロを歩いた吉田さんは、「これまでの人生で何かをやり遂げた経験はないが、この旅は達成したい」と話す。09年1月1日に上海を出発した吉田さんは西へ向かった。徒歩で旅する理由について、彼は「バスや列車が素通りするような小さな村を訪ねたいから」と説明。寝袋などの生活用品一式の重さは約50キロ。背負うには重すぎるため、リヤカーを引いているという。
吉田さんは中央アジアを経由してトルコのイスタンブールから欧州最西端のポルトガル・ロカ岬に到達。その間の1万6000キロメートルを1年8カ月で横断した。その後、飛行機で米国東海岸に渡り、11年10月に6000キロメートル離れたカナダ西岸のバンクーバーに到着した。
吉田さんはオーストラリア大陸を8カ月で縦断。シンガポールから東南アジアをめぐり、中国に入る前のベトナムでは、熱中症に苦しみながらも滞在期限があるため、ふらつく体で毎日30キロメートル歩いたという。
ゴール到着後は日本に戻る予定だ。吉田さんは「自分は体力的に優れているわけでもないが、一つ一つの努力の積み重ねが大きなものにつながるということを日本の子どもたちに伝えていきたい」と話している。(翻訳・編集/本郷)
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