<レコチャ広場>近代日本はなぜ中国を“野蛮な国”と思うのか―中国

Record China    2013年6月8日(土) 12時37分

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6日、中国人フリージャーナリストの程万軍氏は中国のブログサイトに「近代日本はなぜ中国を“野蛮な国”と思うのか」と題する記事を掲載した。資料写真。

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2013年6月6日、中国人フリージャーナリストの程万軍(チェン・ワンジュン)氏は、中国のブログサイトに「近代日本はなぜ中国を“野蛮な国”と思うのか」と題する記事を掲載した。以下はその概要。

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「他人を飲み込む者は文明国であり、飲まれる者は後進国だ」。近代日本教育の父・福沢諭吉はこう言ったという。では、侵略された国家は野蛮な後進国なのだろうか。福沢の文明論では、そうこじつけられるだろう。日清戦争終結後、福沢は“文明的”角度から結論付けた。中国の文明的レベルは日本に及ばない。だから戦争に勝てなかったのだ、と。

なぜ中国の文明は日本に及ばないのか。福沢は考える。清朝末期には「外の文明」のみあって、「内の文明」がなかったからだと。福沢いわく、外の文明とは金で買えるもの。西洋の製品、建築などだ。逆に人の心など金で買えないのが内の文明だ。国家が外国の文明を吸収し、自国の文明を作ろうとする時、外の文明は得やすく、内の文明は得がたい。

清朝末期の中国人は、どんな精神状態だったのか。当時に英国人は「市民の4分の1はアヘンを吸っている。これほど虚弱な人々を見たことがない。肥沃な土地でも、村中の男たちが青白い顔をして、背中を曲げている」。福沢は「法治、科学、尊厳、人道」の4点がだめなため、中国は野蛮だとした。しかし、維新前の日本も同様だったともいう。近代日本はこれら4つの「内の文明」があったからこそ、アジアで他国をしのぐ国家になったのだ。(翻訳・編集/AA)

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