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<日本人が見た中国>約束にまつわる中国人の感覚

配信日時:2013年6月10日(月) 17時2分
<日本人が見た中国>約束にまつわる中国人の感覚
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中国の友達と会うときに毎回悩んでいる問題。いつ、どこで何時に会うのかが直前まで決まらないので落ち着かないのだ。なぜ、中国人は約束を事前に決めてしまわないのか?写真は中国のカレンダー。
仕事で中国に行く楽しみは、なんといっても時間を作って中国人の友達に会うこと。けれど、彼らに会うに際して、ずっと前から悩んでいる…いや、もうほとんどあきらめた問題があった。その問題というのは、現地に到着するまで会う時間や場所がわからないことだ。

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出発の1週間から10日ほど前、私は中国人の友達に「今月の3日に北京に行くことになった。6日まで北京にいるから、ご飯を食べに行きましょう」という具体的なメールを送る。友達から「いいわよ。着いたら電話して!楽しみにしてるわ!」という返事が来る。それをみて私はがっくりする。私としては他にも会う友達がいる場合もあるし、昼間は仕事があるので会う日や場所を事前に決めてもらったほうが動きやすい。「場所や時間を先に決めて欲しいの。それに従うから」という返事を送るが、これに対しての返事は100%ない。どこの出身であろうと、中国の友達はとにかく「着いたら電話して」なのだ。結果、予定が決まるのは会う日の前日。前々日に決まれば、今回は早く決まったなと思う。

と、この悩みを中国関連雑誌の編集部で働く日本人Tさんに言うと、「ほんとそうですよね。私も困ってます」と言う。Tさんの場合、インタビューをとりに中国に出張する。もちろん私とは違って、相手は芸能人、大学教授、作家、時には会社経営者だったりと、中国では名がある人だ。その場合でも、現地に着くまで時間や場所が決まっていない。ざっくりと「何日の午後に会いましょう」とだけ決まっている。中国まで行ったのに結局、会えなかったなんてことはないけれど、Tさんは「もし、何日の午後何時に会うと事前にきっちりわかっていたら、もうひとつ仕事を入れられるのに!」と思っている。

中国人は先の予定を決めたくないのか?直前まで約束しないのは、その時、一番優先したい約束を選ぶためか?広東省出身で現在は京都在住、日本人の奥さんを持つ易(イー)さんにきいてみた。易さんは貿易の仕事をしているので中国に出張することも多く、現地で幼馴染や友達に会うことも多い。「時間をきっちり決めなくても問題はないし、先の予定まで束縛されるのが中国人はイヤなんじゃないかな」と言う。

細かくきっちり決まっていないと不安な日本人、ざっくりとしか決まってなくても気にしない中国人。これが島国の国民と大陸の国民の違い?

■筆者プロフィール:浜井幸子(はまい・さちこ)
1966年神戸市生まれ。19才の時、初めての海外旅行で行った中国の魅力につかまり、90年代の中国をバックパック旅行する。その後、中国やアジアの食を中心に書くライターとして活動中。著書「中国おもしろ商人スクラップ」、「中国まんぷくスクラップ」など。
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