36人死亡、京アニ放火事件の容疑者逮捕=ファン多い中国でも反響「失われた命は戻らない」

Record China    2020年5月27日(水) 15時20分

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昨年7月に発生した京都アニメーション放火事件で、京都府警は27日、青葉真司容疑者を殺人と放火などの容疑で逮捕した。中国でも報じられ、大きな反響が寄せられている。写真は京アニのスタジオ。

昨年7月に発生した京都アニメーション(京アニ)放火事件で、京都府警は27日、青葉真司容疑者(42)を殺人と放火などの容疑で逮捕した。中国でも報じられ、大きな反響が寄せられている。

事件は2019年7月18日に発生した。青葉容疑者は京アニ第1スタジオに侵入し、ガソリンをまいて火を放った。この火事で、京アニのスタッフら36人が死亡、33人が重軽傷を負った。青葉容疑者自身もやけどを負い入院していたが、勾留できるまでに回復したと判断され、逮捕に至ったという。

容疑者逮捕を受け、京アニは「被疑者がどのような弁解をしようが、いかなる反省の弁を述べようが、命を奪われた仲間たちが戻ってくることも、傷つけられた仲間たちの傷が癒やされることもありません」「会社としては当然、法の定めるところに従い、被疑者に対する刑事責任については最大限、追及されるものと承知しております」などとするコメントを発表した。

京アニの放火事件は、日本のアニメが大人気の中国でも当時大きな反響を呼んだ。ネット上には、犠牲者を悼んだり見舞ったりするコメントや、青葉容疑者に対して怒りを示すコメントが殺到した。また、中国最大級の動画サイト・bilibili(ビリビリ)はサイトの日本アニメのページを一時モノクロにして「Pray for 京阿尼(京アニのために祈る)」とのメッセージを掲載、追悼の意を示した。

青葉容疑者の逮捕は中国国営テレビ(CCTV)など多くの中国メディアが伝えており、中国のネットユーザーからは「厳罰を望む」「これほど多くの人の命と京アニの作品を奪ったのだから、絶対に許してはならない」「“正義”は遅れてやってくるが決して欠席はしない。一日も早い法の裁きを」「もう1年ぐらいたつのか。日本のアニメ界と犠牲になった方々の命を思うと残念でならない」「たとえ極刑になったとしても、失われた命は戻ってこない。私は永遠に京アニを愛している」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田

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