LV会長の資産がビル・ゲイツ氏抜く

人民網日本語版    2019年7月19日(金) 11時30分

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マイクロソフト社創始者のビル・ゲイツ氏は、ブルームバーグ(BLOOMBERG)・ビリオネア指数で、これまで1位か2位の座を維持し続けてき た。

マイクロソフト社創始者のビル・ゲイツ氏は、ブルームバーグ(BLOOMBERG)・ビリオネア指数で、これまで1位か2位の座を維持し続けてきた。ところが17日、この記録がついに破られた。フランス高級ブランドLVMHモエ・ヘネシー・ルイ ヴィトン会長兼CEOのベルナール・アルノー氏が、ゲイツ氏を抜いたからだ。環球時報(総合)が伝えた。

ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、アルノー氏の資産は1076億ドル(約11兆6400億円)と、ゲイツ氏を2億ドル余り上回った。しかも、アルノー氏の資産は、2019年半年あまりの間に390億ドル増加し、ビリオネア番付の中で驚異的な増加幅を記録している。

現在、アルノー氏とゲイツ氏、そしてアマゾン創始者ジェフ・ベゾス氏の3人が、1千億ドル級の富豪であり、3人の資産を合わせると、ウォルマート・エクソンモービル・ディズニーなどほぼ全ての米スタンダード&プアーズ株価指数構成企業(s&p 500)の時価総額を上回っている。ジェフ・べゾス氏はこのほど、妻との離婚が成立したが、ブルームバーグ・ビリオネア指数では以前トップの座に君臨しており、資産総額は1250億ドルにのぼる。ブルームバーグによると、慈善事業に寄付した分を含めると、ビル・ゲイツ氏は依然、世界トップの富豪だとしている。これまでに、ゲイツ氏は、ゲイツ夫妻が創立した基金に350億ドル以上を寄付している。

70歳になるアルノー氏は、常に、フランスおよびヨーロッパの富豪トップの座にある。1984年、それまで建築業に携わっていたアルノー氏は、高級ブランド品市場に足を踏み入れ、精確な着眼点を拠り所に、ルイヴィトンを始めとする様々な高級ブランドを買収・合併、世界トップの高級ブランド帝国を築き上げた。彼は現在、ファミリー企業を通じてLVMH株の半分を抑えており、また、ディオールの株式の97%も保有している。

16日付米CNBCウェブサイトの分析によると、中国人消費者の間では、ルイヴィトンやヘネシーなどの高級ブランドが大人気で、これが、半年あまりでLVMHの株価が高騰した要因となった。より多くの消費者を惹きつけるため、ルイヴィトンやディオールなど多くの高級ブランドが、続々と、中国のオンラインショッピングサイト「小紅書(RED)」に参入している。(編集KM)

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