日本温泉研究の新成果が中国に上陸、ヘアケア業界に新たな風を巻き起こす

Record China    2019年7月18日(木) 18時0分

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7月13、14日、上海でECショップオーナー向けの美容展示会が開催され、世界各国から300以上のブランドが出展した。数多くの有名ブランドが集まるなか、日本の温泉地として中国でも知られる別府発祥のブランド「ONSENSOU(温泉藻)」が注目を集めた。

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7月13、14日、上海でECショップオーナー向けの美容展示会が開催され、世界各国から300以上のブランドが出展した。数多くの有名ブランドが集まるなか、日本の温泉地として中国でも知られる別府発祥のブランド「ONSENSOU(温泉藻)」が注目を集めた。世界初の温泉藻成分配合のヘアケア製品が7月に日本で発売されたのに続き、早くも中国進出を果たし、ヘアケア業界で話題となっている。

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世界中の人々に広く知られているように、日本は温泉に恵まれている国であり、日本における温泉研究はたびたび世間を驚かせている。別府市にある温泉藻類研究所は温泉の中の複雑な微生物群の中に頭皮の環境を整える効果がある藻類を発見し、日本で特許を取得した。この研究成果を活かし、日本のスタイリッシュなデザインと機能性を兼備した温泉藻エキス配合頭皮ケア商品を開発した。温泉藻エキスならではの抗炎症効果と温泉酵母の活性化成分を配合したシャンプーとトリートメントはストレス社会で働く若者を抜け毛・薄毛の悩みから救う次世代商品として期待されている。

上海のホテルで行われた発表会では、サラヴィオ化粧品の松村専務が温泉藻研究の成果について詳しく紹介し、「われわれが提供している温泉藻製品は現時点の日常ケアの中で、自然に戻り、スローライフを体験してみる理念を提唱している。中国の消費者の皆様がご多忙の生活の中で、頭皮と髪に温泉の癒しを体験してほしい」と述べた。

また、上海に駐在している大分県経済交流室の難波室長も発表会で大分県の観光資源を紹介。温泉をきっかけにぜひ大分県に来てほしいと来場者に呼びかけた。

ONSENSOUは7月22日からT-MALL、TAOBAOなどのプラットフォームで販売を開始し、オンラインで大規模なキャンペーンを展開する予定で、日本の中小企業がこれまでにない勢いで中国進出した例として注目が集まっている。特徴のある商品とマーケティング戦略があれば中国市場にはまだまだチャンスが多いと言えるだろう。(編集/藤井)

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