章瑩穎さん事件で犯人への死刑判決に陪審団の意見一致せず

人民網日本語版    2019年7月18日(木) 19時10分

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現地時間7月17日午後、章瑩穎さん事件をめぐり、検察側と弁護側双方による最終弁論が行われた。検察側が弁護側の最終弁論に対して反論を行ったあと、判決の行く末は再び陪審団の手にゆだねられた。

現地時間7月17日午後、章瑩穎さん事件をめぐり、検察側と弁護側双方による最終弁論が行われた。検察側が弁護側の最終弁論に対して反論を行ったあと、判決の行く末は再び陪審団の手にゆだねられた。中国新聞網の微信公式アカウントが報じた。

しかし、被告に死刑が言い渡されるのか、それとも無期懲役の判決が下されるのかという多くの人々の心に影響を及ぼすこの決定は、陪審団のメンバー12人にとって苦渋の選択となる。約3時間に及ぶ議論の末、陪審団は結論を導き出すことができず、法廷は当日の休廷を宣言し、翌18日午前9時から議論を再開することとした。

〇陪審団の決定には3種類の可能性

陪審団が議論の末、最終決定を下すまでの時間は、全く予想がつかない。数時間から数日、あるいはさらに長くかかる可能性すらあり得る。

章瑩穎さん事件の弁護を担当している王志東弁護士は、陪審団が最終的に出す結論は、以下の3種類のうちのいずれかである可能性が高いと指摘した。

1.12人全員が死刑に同意する

3.12人全員が無期懲役刑、保釈なしに同意する

3.12人の意見の一致が見られない場合、無期懲役刑、保釈なしとなる

つまり、陪審団メンバーのうち1人でも死刑に同意しない場合、クリステンセン容疑者には無期懲役刑が科せられることになる。

〇父親「私はもう完全にはなり得ない」

量刑審理段階の法廷で、章瑩穎さんが米国出発前に鉄道駅で撮った写真が公開され、「この写真は娘さんと最後に合った時のものですか」と尋ねられた章瑩穎さんの父親・章栄高さんは泣き出し、「娘がいなくなってしまい、私はもう完全にはなり得なくなってしまった」と訴えた。

〇母親「これからどうやって生きていけばいいのだろう」

章瑩穎さんの母親は、「私はこれからの人生、どうやって生きて行けば良いのか、本当に途方に暮れている。私は、娘のボーイフレンドのことを大変気に入っていたし、2人が結婚してくれればと思っていた。娘の花嫁姿を見たいともずっと思っていた。娘が産んだ孫を抱く日を、本当に楽しみにしていたのに」と涙ながらに語った。(編集KM)

人民網日本語版」2019年7月18日

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