「カビバーガー」を提供?韓国マクドナルドの前で糾弾デモ、ネットでは擁護派多数

Record China    2019年10月31日(木) 8時0分

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29日、韓国・オーマイニュースによると、ソウル・中区のマクドナルド・ソウル市庁店の前でマクドナルドの衛生管理体制を糾弾する記者会見が開かれた。写真は韓国のマクドナルド。

2019年10月29日、韓国・オーマイニュースによると、ソウル・中区のマクドナルド・ソウル市庁店の前でマクドナルドの衛生管理体制を糾弾する記者会見が開かれた。

記事によると、同日午前、同店の前にはマクドナルドのキャラクターに似たピエロのお面をつけた市民団体の活動家らが10人ほど集まった。活動家らは「カビバーガー マクドナルド アウト!」と書かれた横断幕を掲げ、「マクドナルドの従業員から入手した」と主張する写真を公開した。

写真は34枚に上り、虫が付着したチーズスティックや生焼けのパティ、カビが生えたトマトなどが収められていた。そのうち賞味期限が2019年8月8日と記載されている写真については「10月に撮影された」とし「賞味期限切れの食材が消費者に提供された可能性がある」と主張した。また、食べかすが残った食器洗い機やソフトクリーム製造機の内部に生えたカビなどが写ったものもあり、「劣悪な調理環境」も問題視したという。

一方、マクドナルド側は「(公開された写真の中には)偽造や意図的な撮影が疑われる写真もある。撮影者の意図や行動は大変遺憾だ」と反論し「(意図的な撮影をした)個人の一方的な主張により一生懸命働いている約1万5000人の従業員が言葉にならないほど苦しんでいる」と訴えた。その上で「全国約410店舗で調査を実施する計画」「万が一、不十分な点が見つかれば速やかに措置を講じる」と発表したという。

これに韓国のネットユーザーからは「公開された写真のパンとパティは歯で噛み切った跡があるのにトマトはカビが生えた部分がよく見えるようにセッティングされているようだ。怪しい」など写真の信憑性に疑問を呈するコメントが殺到している。

マクドナルドなどのファストフード店で働いていたとみられるユーザーからも「マクドナルドで働いている人なら分かると思うけど、あれだけカビが生えていたら調理過程で気付くから客には提供しない」「マクドナルドのような世界的企業は一般人が想像もつかないほど衛生管理を徹底している。カビが生えた食材を提供するなんてことはあり得ない」「ハンバーガーの材料は最高級のものを徹底的に管理して使っている。一般の食堂に比べればファストフード店の方が何倍も清潔だし衛生管理が徹底されている」「使い捨てのビニール手袋を信じられないほど取り換えるし、食材は少しでも期限が過ぎれば廃棄する。写真のような商品が作られるはずがないし、客に提供されるなんてもってのほかだ。写真を撮った従業員が偽造したのだろう」などのコメントが寄せられている。

その他に「(写真が撮影された)店舗の問題であって、マクドナルド全体の問題ではない」「マクドナルドと(写真を撮影した)従業員の両方の主張を聞く必要がある。一方的な主張では信じられない」など冷静な意見も見られた。(翻訳・編集/長居)

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