香港各界、デモ参加者の暴力を強く非難し警察を支持

人民網日本語版    2019年7月16日(火) 20時10分

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デモ参加者の一部が14日、香港地区・沙田に不法集結し、警察を暴力的に襲撃し、複数を負傷させた。

デモ参加者の一部が14日、香港地区・沙田に不法集結し、警察を暴力的に襲撃し、複数を負傷させた。香港の世論と社会各界は暴力で香港を乱す行為を強く非難し、警察側の厳正な取締りを支持し、特区政府の法に基づく施政を支持している。新華社が伝えた。

香港特区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は15日、負傷した警官を病院に見舞い、沙田で警察を襲撃した一部デモ参加者の違法暴力行為を強く非難した。林鄭長官はメディアに「魂胆のある彼らは警官をほしいままに攻撃し、香港が長期的な安定と繁栄を保つことを可能にする法治精神を直接的に破壊した。特区政府は引き続き警察側の取締りを支持するとともに、法治精神を堅持して暴力行為を全面的に調査し、徹底的に追及する」と述べた。

特区政府の李家超保安局長は「警察側には公共の秩序と安全を守る責任がある。一部デモ参加者は14日、棍棒などを使って『警察側を取り囲んで狂ったように殴打した』。これは組織的、計画的なものだ。こうした違法暴力行為は最高で終身禁固刑の処罰に直面する」とした。

特区政府の陳茂波財政局長は「香港市民が平和的に意見を表明する権利は尊重される。だが少数の者が暴力的、過激、違法な手段を取り、市民と警官を負傷させたことは、誰もが見たくなかったし、受け入れられないことだと信じる。暴力事件は香港の国際的イメージにとってダメージとなる恐れがある。皆が暴力行為に対してノーと言い、理性的対話に立ち返り、共に努力して社会的分断を修復し、再出発することを希望する」と述べた。

香港特区政府報道官は14日夜「本日午後、沙田の平和的デモ行進が終わった後、一部デモ参加者が故意に道路を塞ぎ、警察を暴力的に襲撃したうえ、社会の安寧をほしいままに破壊した。特区政府はこうした違法行為を強く非難する」と表明。「法治は香港の礎であり、香港社会はこうした暴力行為を断じて容認しない」と強調した。

特区政府の盧偉聡警務部長は15日未明に負傷した警官を病院に見舞った後「暴力的デモ参加者に硬い物で傷つけられる、高所から物を投げられるなどして、少なくとも警官10名が負傷した。顔面と眼部の骨にひびが入った警官、さらには右手の薬指を暴徒に噛み切られた警官がいる」と説明した。

盧部長は「香港警察は香港市民の生命と財産の保護を目標としている。過去1カ月、警察側は一貫して職責を尽くし、香港の安全と公共秩序を維持してきた。だが最近の数度の平和的デモの後には、いつも道路を占拠し、公共物を破壊し、警察を襲撃する一部の暴力的デモ参加者がいる。14日夜の暴力行為にいたっては、許し難いレベルにまで達した。警察側は暴力行為に大変憤っており、最大級の激しい非難を加える。必ず全力で調査し、徹底的に追及する。警察側はすでに少なくとも40人を逮捕した。逮捕者は不法集結、警察襲撃などの嫌疑がかかっている」と述べた。

香港各紙は15日の社説で、暴力で香港を乱す行為を強く非難。無数の市民に対して、警察側の厳正な取締りを支持し、香港の法治と秩序を全力で守るよう呼びかけた。(編集NA)

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