韓国の電子産業が日本を抑えて世界3位、ただ「克服すべき課題」も

Record China    2019年8月1日(木) 5時50分

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30日、韓国・聯合ニュースは「韓国電子産業、日本を抑えて世界3位『半導体偏重』は深化」と題する記事を掲載した。写真はNソウルタワー。

2019年7月30日、韓国・聯合ニュースは「韓国電子産業、日本を抑えて世界3位『半導体偏重』は深化」と題する記事を掲載した。

記事によると、韓国電子情報通信産業振興会が同日刊行した報告書「世界電子産業主要国生産動向分析」で、昨年の韓国の電子産業生産額は1711億1000万ドル(約18兆5000億円)と集計された。世界で占める割合は8.8%で、中国の7172億6600ドル(37.2%)、米国の2454万2200万ドル(12.6%)に次いで3番目に多く、5年前の2013年(1111億7900万ドル)と比べると53.3%増え、順位も日本を抜いて一階段上昇した。

記事は韓国が「最近5年間で主要国のうち3番目に高い成長率を記録するなど、グローバルIT強国としての立場を不動のものにした」と評価しているが、業界から「半導体など電子部品に対する過度な“偏重”は克服すべき課題という指摘も出ている」とも伝えている。

これを受け、韓国のネット上では「韓国はこれまで(半導体)素材部品の技術力を育てることなく、半導体とディスプレイ産業ばかり拡大してきた。今回(日本の対輸出強化措置)の危機を日本への依存度を低めて自立するチャンスにした方がいい」「それもこれもエンジニアを軽視する政治官僚社会が原因。これからは、技術を重視しない民族性を変えていくべき」「みんな財閥の力でここまで来たのに、現政権は財閥の解体を始動中」「今回を機に韓国も台湾のように中小企業を育てていかなければならない」など現状の問題点や打開策を提案するコメントが多い。

一方で「半導体に偏ってるからって問題じゃない。半導体産業は電子産業にとってお米のような(大切な)存在だから、今後も成長し続ける」「偏重ではなく集中選択。それも最も最先端分野でね」と肯定的な意見も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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