中国の研究チーム、新型柔軟チップ2種類を発表

人民網日本語版    2019年7月15日(月) 16時20分

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第2回柔軟電子国際学術会議(ICFE 2019)が13、14両日、浙江省杭州市で開催された。浙江省柔軟電子・スマート技術世界研究センターの研究開発チームが会議期間中、厚さわずか25ミクロン未満の2種類の柔軟チップを発表した。その厚さは人の髪の直径の4分の1弱。

第2回柔軟電子国際学術会議(ICFE 2019)が13、14両日、浙江省杭州市で開催された。浙江省柔軟電子・スマート技術世界研究センターの研究開発チームが会議期間中、厚さわずか25ミクロン未満の2種類の柔軟チップを発表した。その厚さは人の髪の直径の4分の1弱。科技日報が伝えた。

研究開発者は現場で2種の柔軟チップで作る柔軟ミクロシステムの機能をデモンストレーションした。2種のチップはオペアンプチップとブルートゥースSoCチップ。うち前者は模擬信号の大規模な処理を行い、後者はプロセッサとブルートゥース通信機能を集約している。

従来のチップと比べると、この最新の柔軟チップは非常に薄型で、柔軟性も高い。指でそっとつまむと屈曲する。

同センター柔軟チップ技術研究開発チームの責任者である王波氏は、取材に応じた際に「柔軟チップ技術は特殊なウエハ薄型技術、力学設計、パッケージング設計を通じ、チップの厚さを人の髪の直径の4分の1以下にすることだ。これにより剛性のチップは柔軟と湾曲・変形の特徴を示すようになる」と説明した。

王氏は「柔軟チップはAI(人工知能)及び医療などの分野に深い影響を及ぼす。柔軟チップ技術を採用することで、より薄型で柔らかい電子感知システムを設計できる。これらはロボットもしくは人にぴったり接着し、環境もしくは人体への感知もより敏感になる」と話した。(編集YF)

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