北京の地下鉄で導入されたシステム、中国の国産空母の能力を大幅に高める可能性―中国メディア

Record China    2019年7月14日(日) 21時30分

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12日、新浪軍事は、北京市の地下鉄に導入されるシステムが、中国の国産空母の性能を大幅に高めることになるとする記事を掲載した。資料写真。

2019年7月12日、新浪軍事は、北京市の地下鉄に導入されるシステムが、中国の国産空母の性能を大幅に高めることになるとする記事を掲載した。

記事は、北京市の地下鉄で9日、メガワット級のフライホイール蓄電システムが導入されたとしたうえで、「多くの人はこのニュースに何も感じないかもしれないが、実は2隻目の国産空母に電磁式カタパルトが採用される可能性を示すトピックなのだ」と伝えた。

そして、同地下鉄に導入されるフライホイール蓄電システムが電磁式カタパルトの重要な設備の1つであると説明。同システムを採用した電磁式カタパルトの国産化に向けた基礎が作られたのだとしている。

また「電磁式カタパルトは短時間内に数十トンの戦闘機を離陸速度まで加速させるレベルが求められる。そのエネルギー供給システムには、高い蓄電能力、短い充電時間、多い放電回数などの厳しい条件が必要になる。フライホイール蓄電システムはこれらの点で従来の電池ユニットに比べて高い性能を持っているのだ。空母でこのシステムが使えれば、後方の保障の難度やコストを大きく低減することができる」と説明した。

さらに、これまで同システムには材料上の問題があり、通常の金属では高速回転するフライホイールに生じる巨大な応力に耐えられなかったが、新世代のシステムでは高強度の炭素繊維製フライホイールを採用したことで強度向上と軽量化の両方を実現したと伝えている。

記事は、国産のステルス艦載機開発がすでにスケジュールに組まれたとの情報があるとした上で「これに国産の電磁式カタパルトが組み合わされば、2隻目の国産空母の作戦能力は1隻目より飛躍的に向上し、海軍の遠洋機動作戦能力が大きく高まることになる」とした。(翻訳・編集/川尻

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