命中率は6%?「名品」と言われた韓国の兵器開発事業が中止へ

Record China    2019年10月6日(日) 17時30分

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1日、韓国・KBSは、国内で進めていたK-11複合小銃開発事業が、6%というとんでもない命中率から事業中止の通告を受けたと報じた。写真は南北境界付近。

2019年10月1日、韓国・KBSは、韓国軍が進めていたK-11複合小銃開発事業について「6%というとんでもない命中率から事業中止の通告を受けた」と報じた。

報道によると、K-11複合小銃は「韓国の技術で開発された名品兵器」と宣伝されてきた。開発のため19年間で投入された予算は1100億ウォン(約98億円)以上に及ぶという。

しかし、5月の射撃テストでは50発中有効だったのはたった3発で、命中率はわずか6%だった。実は量産から1年後の2011年にも命中率は8.8%だったが、韓国国防部は合格判定を出していたという。

2014年には大統領府と検察もその性能を問題視していたが、国防部と合同参謀本部は事業をそのまま進めた。その結果、亀裂5回、爆発2回、原因不明の誤作動2回など事故が相次いだというが、K-11開発に携わった12人が勲章や表彰を受けたという。

こうした事態を受け、監査院は先月に「事業撤退」を通告した。防衛事業庁は今月中に最終結論を出す予定という。

これを受け、韓国のネット上では「私たちの税金で、BB弾より劣る開発をしてたってこと?」「K-9自走砲もそうなのに今度はK-11小銃?国産兵器で自主国防?不正にまみれた国産兵器で死んでいく韓国軍兵士のニュースはもう見たくない」など批判コメントが相次いでいる。

一方で「テストでは500メートル先の標的を狙ったんでしょ?それで6%ならすごいんじゃない?」「だってまだ開発途中でしょ?」など擁護意見もなかなか多い。

あるユーザーからは「先進国も研究開発には数多くの試行錯誤がつきもの。短期成果を期待していては、研究開発がうまくいくはずがない」との声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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