「5G」はもう遅い?日米中韓で「6G」開発競争勃発=韓国ネット「5Gすらままならないのに」

Record China    2019年11月9日(土) 12時10分

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6日、韓国・朝鮮ビスによると、今年、韓国や中国、米国などで次世代通信技術「5G」の商用サービスが開始されたが、すでに「6G」の研究開発競争が始まっている。写真は中国で開催されたサムスンの5Gスマートフォンに関するイベント。

2019年11月6日、韓国・朝鮮ビスによると、今年、韓国や中国、米国などで次世代通信技術「5G」の商用サービスが開始されたが、すでに「6G」の研究開発競争が始まっている。6Gは2030年ころまでの商用化が予想されているという。

記事によると、日本、米国、中国、韓国で6Gの研究開発競争が始まっている。6Gは移動通信だけでなく機器の接続性能を改善し産業界に革命的な変化をもたらすと期待されている。しかし電送速度が速い分、電力の消耗が激しくチップの設計やコンピューターの構造技術の改善が必要だという。

記事は「6Gの研究開発に最も積極的なのは中国だ」としている。中国政府は昨年末、2020年までに6Gの研究開発を始めるという計画を立てた。中国の通信機器大手、華為(ファーウェイ)は8月にカナダ・オタワに6Gの研究組織を設立したという。

また、日本のソニーとNTT、米インテルは先月末、6Gの技術開発のためにパートナーシップを結ぶと発表した。3社は来年春までに米国に6G事業を推進する組織を設立し、次々世代通信を担う最先端の半導体を開発することを目標としている。1度の充電で1年間使うことのできるスマートフォンの開発も計画に含まれているという。

韓国の大企業も関連組織を設立し、研究開発を推進している。サムスン電子は今年の上半期に次世代通信研究センターを新設した。また、LG電子も韓国科学技術院(KAIST)と共に6G研究センターを開設した。その他にSKテレコムはサムスン電子と、KTはソウル大学のニューメディア通信共同研究所と業務提携を締結したという。

これに韓国のネットユーザーからは「5Gのスマホを使っているけど5Gに接続されたことがない」「5Gすら通信がままならなくて4Gで使っているっていうのに6G?」「早く開発することが重要なのではなくて、どのようにどれだけ生活に生かせるかが重要だ」「競争ばかりしていないで地下鉄で5Gを使えるようにして。5Gの利用料金を払っているけど4Gしか使えない」「5Gのサービスも十分に提供できていないのに6Gだなんてもっての外。純粋な技術の発展ではなくマーケティングの要素にするのはよくない」など否定的なコメントが相次いでいる。

また「4Gで十分」「5Gを使ってみたけど、4Gと変わらない」「それより先に指紋認証の精度を上げて」「もうやめよう。通信速度は今でも十分速い」「1回の充電で1年間使えるスマホじゃなくて車を開発する方がいい」などの意見も寄せられている。

一方で「サムスン頑張れ!」「早く2030年になったらいいな」などと期待するコメントも見られた。(翻訳・編集/長居)

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