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1日、日中両国100人の子どもに3つの質問を投げかけ、その回答をフォトインタビュー形式で展示する「日中未来の子ども 100人の写真展覧会」が、中国・上海市で開催された。写真は上海出張中に同展を鑑賞に訪れ、ぶら下がり取材を受けるくまモン。
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2013年6月1日、日中両国100人の子どもに問いかける。「好きな課目と苦手な課目は?」「もしお金があったら、何がほしい?」「将来の夢は?」―これら3つの質問へのそれぞれの回答をフォトインタビュー形式で展示する「日中未来の子ども 100人の写真展覧会」が、中国・上海市の花園飯店(ホテルオークラ)で開催された。同日は、中国で児童節(こどもの日)と定められている。
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企画立案したのは、ソーシャルプロジェクト「Billion Beats」。2011年から2年間にわたって北京の子どもたちを自宅に訪ね、インタビューを重ねた写真シリーズ「11歳」から抜粋した約40点をもとに、新たに上海で撮り下ろした60点を加え、計100点を展示する。上海在住の日中8人のカメラマンがボランティアで参加し、上海の地元っ子や上海在住邦人の子どもたちの生き生きとした表情を捉えた。
「日中の子どもたちに手渡す健やかな未来を考えるきっかけを」。Billion Beatsが北京、上海、福岡、東京の有志に声をかけ、各都市に発足した実行委員会が開催を企画した。うち、上海実行委員会がトップを切っての開催にこぎ着けた。上海の実行委員会はライター・須藤みかさん、現代アートディレクター・鳥本健太さん、熊本市上海事務所長・杉本幸生さんを中心に約10人。今年3月の発足以来、各々の仕事の合間に打ち合わせを重ね、写真撮影やイベントの組み立てなどに奔走して実現した。一口100元(約1600円)で募った寄付金には、日中両国から個人で160人が賛同した。名簿には、サッカーの岡田武史監督の名前も。展示会主旨に賛同した花園飯店は会場を無償提供、写真の出力はキヤノン中国が技術提供した。およそ100平米の展示会場では、子どもらの言葉をじっと読む大人たちの姿が目立った。
2日〜10日まで、市内12カ所のレストランやカフェなどで分散展示を行う。その後、展覧会は写真家・今村拓馬さんによる「日本の子ども」50点を加えて北京で7月、福岡・東京で9月に開催される。(編集/愛玉)
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