期末テストでいい成績をとって、生きたコイをゲット!?―中国

人民網日本語版    2019年7月13日(土) 18時20分

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小学生140人以上が重さ1キロ以上ある生きたコイをぶらさげて帰宅?こんな場面がこのほど繰り広げられたのは、広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県古宜鎮江川小学校の終業式。

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小学生140人以上が重さ1キロ以上ある生きたコイをぶらさげて帰宅?こんな場面がこのほど繰り広げられたのは、広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県古宜鎮江川小学校の終業式。生徒たちは手に生きたコイをぶらさげて夏休みのスタートを切った。新華社の微信公式アカウントが伝えた。

これまでにも同県では、別の小学校が学期末に豚肉を褒賞として配り、生徒や保護者に歓迎され、ネットユーザーから注目を集めたこともあった。

江川小学校の終業式では、全校で期末テストの成績で表彰された生徒140人以上に賞状だけでなく、重さ1キロ以上ある生きたコイとゼリー1袋が贈られた。

江川小学校の廖校華校長は、「以前はノートや鉛筆、賞状を渡していたが、保護者の参与度と意欲が低く、生徒からもはっきりした奨励の効果が見られなかった。今回はみなで相談し、生徒に生きたコイを渡すことで一致した」と語った。

先生から生きたコイを受け取った子供たちは、表彰台の上で興奮を隠しきれない様子だった。ある生徒は、「こんなご褒美もらったことない。すごくうれしい!」とコメント。

小学校のある三江トン族自治県は、主にトン族、ミャオ族、ヤオ族、チワン族、漢族などが暮らしており、広西で唯一のトン族自治県で、教育レベルは相対的に立ち遅れている。

同校は今年2月から正式に生徒を募集して開校し、現地の南站団地に貧困脱却のための移転で引っ越してきた生徒たち全員が通っている。生徒856人はすべて三江県の貧困世帯の子供たちで、生徒たちが褒賞品としてもらったコイは貧困地域を一対一で支援する「対口支援」で三江県の支援元となっている広東省呉川市の貧困者支援募金を使い、用意された。

廖校長の説明によると、生徒たちに生きたコイを褒賞として配ったのは、「年年有余(毎年ゆとりのある生活ができる)」や「魚躍竜門(事業が成功したり、高い地位に登る)」という意味を込め、生徒たちがいっそう発奮して勉強に励み、生徒と保護者が共に成功の喜びを味わってほしいと考えてのことだという。

これに対し、多くの保護者から、「学校は本当に心がこもっている」という声があがっている。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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