生活苦のトップランナー、クリーニング店経営へ―北京市

Record China    2007年4月15日(日) 10時12分

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2007年4月7日、元トップマラソンランナー、艾冬梅さんが生活苦のため過去のメダルを売却すると発表し話題となった。同様に引退後に困窮したが、現在はクリーニング店を経営している鄒春蘭さんが艾さんに援助とアドバイスを贈った。

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2007年4月7日、中国で数々のメダルに輝いたマラソンランナー、艾冬梅(アイ・ドンメイ)さんは生活苦のため過去に獲得した16個のメダルを売却すると発表し、大きな話題となった。

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艾さんのことは人ごととは思えないと、かつての女子重量挙げのチャンピオン・鄒春蘭(ゾウ・チュンラン)さんははるばる吉林省長春市からやってきた。鄒さんはかつて世界記録も保有していた女子重量挙げの元チャンピオン。しかし引退後、公衆浴場でのあかすりに従事し、月収はわずか500元(約7500円)だった。この窮状が去年報道されると多くの批判が集まり、吉林省体育局などの支援によりクリーニング店の経営を始めた。鄒さんは艾さんに1000元(約1万5000円)を手渡し、クリーニング店を開店するように勧めた。技術は鄒さんが教えたいと語った。

昨年の鄒春蘭さん、今年の艾冬梅さんとかつて中国を代表したトップアスリートたちの引退後の窮状が報道され、中国スポーツ界に批判が集まっている。彼らは幼いころから厳しい訓練を受ける一方で、学習する機会や社会常識を学ぶ機会がなく、引退後の第2の人生で苦境に陥ることが多い。(翻訳/編集・KT)

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