20年後に担任教師に「報復」した男に懲役1年6月―中国

Record China    2019年7月10日(水) 19時20分

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中国河南省洛陽市欒川県で昨年7月、30代の男が中学2年当時の担任教師だった50代の男性に20年後に「報復」した事件で、同県の人民法院(裁判所)は10日、男に騒動挑発の罪で懲役1年6月の判決を言い渡した。

中国河南省洛陽市欒川県で昨年7月、30代の男が中学2年当時の担任教師だった50代の男性に20年後に「報復」した事件で、同県の人民法院(裁判所)は10日、男に騒動挑発の罪で懲役1年6月の判決を言い渡した。

中国のニュースサイトの中国新聞網や新浪新聞、浙江在線などによると、中国のネット上で昨年12月、若い男が「俺のこと覚えているか!以前俺をぶん殴ったことは覚えているか!」と発しながらバイクに乗る男性にビンタを浴びせ続ける映像が話題になった。

映像は欒川県で昨年7月に通行人によって撮影されたもので、動画の拡散を受け地元警察が捜査を開始し、同年12月20日に浙江省杭州市で男の身柄を拘束した。

男は調べに対し、「中学2年の時、担任から頻繁に体罰を受けていた。倒されて体や頭を踏まれることもよくあり、侮辱的な罵声を浴びせられた。校長に相談したこともあったが、その後担任による体罰はエスカレートした」などと供述。一方、殴られた男性教師が勤める中学は、教師から殴られたことは聞いておらず動画が広まり始めて騒動を知ったとし、教師に代わり警察に被害届を出し、暴力を振るった男に対し慰謝料と謝罪を求めていた。

判決について、中国のSNS上では「数日間の行政拘留で十分。懲役は重すぎる」「執行猶予はつかないのか?」「体罰教師のうち刑務所に入れられた人は何人いるんだ?」などと「不服」を示す声が多く書き込まれていた。(翻訳・編集/柳川)

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