2013年5月31日、2008年1月に発生し香港社会を揺るがせた「わいせつ写真流出事件」について、主人公になった俳優エディソン・チャン（陳冠希）の事件後の足跡を、ニュースサイトの新華網がダイジェストニュースとして伝えている。

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この事件は、エディソン・チャンが撮影した人気女性タレントらのプライベート写真が、インターネット上に大量流出したもの。パソコンのセキュリティーに関する知識が薄く、業者に修理に出したところ、保存されていたデータが抜き出されたことが発端だった。多くの女性タレントをイメージダウンさせたことで、エディソンは“悪の元凶”と非難の対象に。同3月、記者会見を開き、香港芸能界からの「無期限引退」を発表した。

ところが10年3月には正式復帰を発表。復帰をにおわせていた09年には、米CNNのインタビューで、「“無期限”の意味を誤解された。5分後に復帰を決めても、その間は“無期限”だ。“永遠”とは言っていない」と、事件直後に英語で会見を行ったことにより、香港メディアと認識の違いが生じたことを訴えた。

芸能活動を自粛している間は、自身が03年に立ち上げたファッションブランド「CLOT」の経営に専念。直営店だけで香港や台湾に5店舗を設けている。10年に復帰後、芸能活動のメーンは音楽にシフト。同年10月にアルバム「Confusion」、12年7月には2枚目のアルバム「三角度」をリリース。10年には米映画「Almost Perfect」に出演したが、今のところ公開予定は聞かれない。

写真に複数の女性が登場したことでも分かるように、派手な女性関係でも知られる。事件前後にかけて、香港最大手の芸能グループ・英皇娯楽集団（EEG）一族の令嬢ヴィンシー・ヨン（楊永晴）さんと交際していたが、11年に破局。同年、16歳モデルとのキス写真が流出し、相変わらずの女性関係が話題になった。現在、「CLOT」台北店のバイト学生だった女性と交際中で、結婚間近との報道も伝えられている。（翻訳・編集/Mathilda）