北朝鮮、核放棄を明確に否定=訪中の特使はうそをついたのか―仏メディア

Record China    2013年5月31日(金) 10時42分

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29日、AFP通信によると、北朝鮮は核の放棄と6カ国協議への復帰を否定した。朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、社説で「帝国主義への対抗において、最終的勝利は強大な核抑止力によって保証される」と主張した。資料写真。

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2013年5月29日、AFP通信によると、北朝鮮は核の放棄と6カ国協議への復帰を否定した。朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、社説で「帝国主義への対抗において、最終的勝利は強大な核抑止力によって保証される」と主張した。

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また、社説では「我々は貴重な核の宝剣を握りしめ、帝国主義との戦いによりいっそう力を入れる」と訴えている。ここ数日、北朝鮮は一連の評論で核開発の推進を明確にしており、議論の余地はないとしている。

また、同紙は29日の社説で、休戦協定では新たな戦争の勃発を阻止できない。戦争の遺物である停戦体制を、一日も早く平和体制へと転換するべきだとして、朝鮮半島に平和体制が確立されれば、非核化問題も起こらないはずだと主張している。

同紙は米韓による演習「キー・リゾルブ」や「フォールイーグル」を、休戦協定に対する最大のじゅうりんであり破壊行為であるとし、3月に宣言した休戦協定白紙化はそれに対抗してのものであると述べた。

韓国の金炯錫(キム・ヒョンソク)統一省報道官は29日、開城工業団地事件について、韓国との会談を受け入れるよう求め、「国際規範にのっとって開城工業団地を運営しなければならない。北朝鮮は当局間の対話という合理的な路線を選択しない、他の路線に固執しており、疑念を抱かされる」と述べた。

大韓貿易投資振興公社が29日に発表した「2012年北朝鮮対外貿易動向」によると、北朝鮮の昨年の対外貿易は前年比7.1%増加の総額68億1000万ドル(約6900億円)で、1990年の統計開始以来最高額となった。その内、輸出は28億8000万ドル(約2900億円)で、輸入は39億3000万ドル(約4000億円)だった。最大の貿易相手国は中国で、全体の88.3%、60億1000万ドルが中国との貿易によって占められている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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