韓国メディアが「国辱」と報道、試験問題が事前漏えいで中止に―米大学進学適性試験

Record China    2013年5月29日(水) 17時46分

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28日、韓国で今月初旬に実施されるはずだった米国の大学進学適性試験(SAT)が、問題が事前流出したという理由で中止となったことが分かった。韓国のメディアは「国際規模の不正」「国辱だ」と伝えている。

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2013年5月28日、中国・環球網によれば、韓国で5月初旬に実施されるはずだった米国の大学進学適性試験(SAT)が、問題が事前流出したという理由で中止となったことが分かった。韓国のメディアは「国際規模の不正」「国辱だ」と伝えている。

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SATとは米国のほとんどの大学で採用されているもので、入学資格判定の一要素となっている。韓国での試験は5月4日に行われる予定だったが、SAT対策専門の学習塾の複数が不正に試験問題を入手したことが発覚。実施3日前に試験の全面中止が決まった。国全体で問題漏えいを理由にSATが中止されることは前例がなく、6月に実施予定の別科目の試験も中止が決まっているという。

韓国教育部は「一部の学習塾による不正で国の信用がおとしめられただけでなく、多数の受験者にも多大な被害が及んだ」とし、不正を行った学習塾を営業停止とし、税務調査なども行うほか、関係者に出国制限を科すことを明らかにしている。

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、米国へ留学予定だった韓国の学生数千人が試験中止の影響を受けたという。学生の中には韓国での受験をあきらめて近隣国で受験しようとしている人もいるという。また、SAT対策専門の学習塾はソウルだけでも60校もあり、試験問題の売買など不正行為は常習的に行われていたと伝えられている。(翻訳・編集/岡田)

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