<続報>中国人への侮辱発言繰り返した女性司会者、テレビ局を解雇される―スペイン

Record China    2013年5月29日(水) 11時42分

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27日、スペインの民間テレビ局・テレシンコは、同局の番組内で中国人に対する侮辱発言を繰り返した女性司会者を解雇したと発表した。

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2013年5月27日、スペインメディアの報道によると、同国の民間テレビ局・テレシンコはフェイスブックを通じ、中国人に対する侮辱発言を番組内で繰り返した女性司会者アイーダ・ニザールさんを解雇したと発表した。28日付で環球網が伝えた。

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ニザールさんはトーク番組の名物司会者で、彼女の番組は高い視聴率を誇っていた。しかし、最近になって視聴率が低迷気味になっていた。そこで彼女は番組のテーマを中国系移民への攻撃に変更し、「不衛生な中華レストラン」「中国人マフィア」「中国人の脱税」など、中国系移民のマイナス面を故意に取り上げていた。

ニザールさんとスタッフ数人が現地の中華レストランを突撃取材し、その不衛生さを伝えた番組では、「酢豚は中国人の死体を解体した肉が使用されている」「中華レストランの厨房にはゴミ箱もない」と報道。さらには「料理の中から犬のIDタグが出てきた。あの店で出しているのは『鉄板牛肉』じゃなくて『鉄板犬肉』だ」と現地人に言わせるヤラセ演出があった。

4月26日にこれが放映されると、彼女の番組の視聴率は一気に上昇したが、現地の中華レストランの売り上げは急落した。これに対し、在スペイン華人らが猛反発。放映局のテレシンコに対して抗議する一方、現地の中国大使館もスペイン外務省を通じて同局に話し合いを申し入れている。だが、当のニザールさんは同番組のなかで「次は中国マフィアの内幕を暴く。どんな脅迫も恐れない」と徹底抗戦の構えを見せた。

しかし、彼女のこうした姿勢は多くの視聴者の反感を買い、テレシンコには「中華レストランの不衛生さを実際に映したシーンがないのはなぜ?」「人肉で酢豚を作っている証拠はあるのか?」「犬のIDタグをなぜ証拠として映さない?」といった抗議の電話やメールが相次いだ。最近では中国系移民団体が抗議活動を再開。多くの人々が局前で座り込みを行ったが、そのなかには華人だけでなく、スペイン人の姿も多く見られた。こうした中国系移民と現地住民の抗議を受け、テレシンコはニザールさん解雇に踏み切った。(翻訳・編集/本郷)

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