韓国、日本の輸出規制に加え、中国製品による「侵食」も受ける恐れ―中国メディア

Record China    2019年7月4日(木) 21時50分

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3日、BWC中文網は、韓国製品は日本による輸出規制を受けることに加え、中国製品によって徐々に侵食されているとする記事を掲載した。資料写真。

2019年7月3日、BWC中文網は、韓国製品は日本による輸出規制を受けることに加え、中国製品によって徐々に侵食されているとする記事を掲載した。

記事は、日本政府が韓国への半導体材料の輸出規制を強化したことを紹介。具体的には、「7月4日から、フッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素について、輸出契約1件ごとに許可を取る必要がある」と伝えた。

その上で、「半導体産業は韓国経済を支える基幹産業であり、材料の輸入が制限を受けると韓国の関連企業は生産困難に陥る可能性がある」と指摘。「しかも、日本は世界のフッ化ポリイミドとレジストの総生産量の90%を占めており、世界の半導体企業はフッ化水素の70%を日本からの輸入に頼っているため、サムスン電子やLGエレクトロニクスなどの韓国企業の生産に影響が出る恐れがある」と伝えた。

韓国は毎年1兆ウォン(約920億円)を投じて半導体の材料や部品、設備の開発を行う方針を明らかにしたが、韓国メディアからは対応が遅いとの声が出ている。サムスンなどがすでに困難な状況に陥っているとの見方からだ。

韓国の6月の輸出は前年同月比13.5%減で、16年年初以来の大幅な下げ幅になった。製品別にみると、半導体の輸出は25.5%減だった。

また記事は、「かつては人気だった韓国製品が、近年では他国の製品に取って代わられる現象が起きている」と指摘。「スマートフォン分野では、インド市場における今年第1四半期のシェアは中国ブランドが66%を占め、韓国を超えた」と紹介した。ロイター通信は、「中国のこれらの商品は、コストパフォーマンスの高さで人気が高くなっている」と伝えている。

また、「中国という巨大な市場においても、ますます多くの消費者が中国国産ブランドを使用するようになっている」と記事は指摘。これに先立ち、ロイターが「メード・イン・コリアは中国からの大きな競争圧力に直面している」と報じていたこともあわせて伝えた。(翻訳・編集/山中)

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