第5版人民元がやってくる!5元札がないのはなぜ?―中国メディア

人民網日本語版    2019年7月5日(金) 22時50分

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中国人民銀行(中央銀行)は2日、まもなく2019年版第5版人民元を発行すると発表し、関連の動画を公開した。

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中国人民銀行(中央銀行)は2日、まもなく2019年版第5版人民元を発行すると発表し、関連の動画を公開した。

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新版人民元のうち、1元硬貨と1角硬貨は1999年版第5版の1元硬貨のスタイルを踏襲し、表面の額面の数字のデザインと裏面の花のデザインが適宜縮小され、直径は25ミリメートルから22.25ミリメートルになる。表面は額面数字の「1」の輪郭線の内側に「\」と「1」の透かしが入り、周縁部に立体感のある円が施され、材質がこれまでと同じ。1角硬貨の直径、サイズはこれまでと同じ。

5角硬貨は表面の額面の数字のデザインと裏面の花のデザインが適宜縮小された。材質は銅メッキ合金のスチールからニッケルメッキスチールに変わり、色合いも金色から白色に変わった。表面と裏面の周縁部は円形から多角形に調整された。

新版の50元紙幣、20元紙幣、10元紙幣は表面中央の額面の数字が光学可変インクによるものに調整されたほか、中央の装飾の花のデザインが調整され、左側に装飾の模様が入り、左側の横書きの番号と透かし模様が調整され、左下角にあった光学インクの額面数字と右側の浮き彫り印刷の手触りがなくなり、右側にはホログラムセキュリティーラインと縦書きの識別番号が入り、右側の毛沢東の肖像と右上角の額面数字のデザインが調整された。また20元紙幣と10元紙幣は磁気ホログラムセキュリティーラインがなくなった。

1元紙幣の変更は50元、20元、10元紙幣とほぼ同じで、表面額面数字のデザインに変更はなく、ホログラムセキュリティーラインもない。

人民銀がさきに発表した公告によると、新版人民元は2019年8月30日から発行される。

2019年版第5版人民元に5元紙幣がないのはなぜか。人民元によると、「2019年版第5版人民元の50元紙幣、20元紙幣、10元紙幣、1元紙幣、1元硬貨、5角硬貨、1角硬貨をデザイン・発行すると同時に、5元紙幣のバージョンアップに向けた研究活動も統一的に計画推進している」という。

人民銀はここ数年、通貨の印刷技術の研究開発に持続的に力を入れており、人民元の偽造防止能力と寿命を引き上げるために、額面が小さく、流通量の少ない5元紙幣を選んで新技術の応用研究を進めている。新5元札は別の計画に基づいて発行されることになる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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