夏休み旅行のピークすでに到来、先発隊の主力は20代―中国

人民網日本語版    2019年7月3日(水) 23時20分

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中国で今週から夏休みがスタートする。オンライン旅行プラットフォーム大手各社によると、実際のところ、全国大学統一入試の終了にともない、今年の夏休み旅行のピーク第一弾は、すでに6月下旬に到来したという。写真は花火。

中国で今週から夏休みがスタートする。オンライン旅行プラットフォーム大手各社によると、実際のところ、全国大学統一入試の終了にともない、今年の夏休み旅行のピーク第一弾は、すでに6月下旬に到来したという。銭江晩報が伝えた。

夏休み旅行は「コスパ」を重視する「95後(1995年から1999年生まれ)」

高速鉄道移動や低ランクスターホテルに人気集中

携程旅行網によると、今年の夏休み旅行のピーク第一弾は、国内旅行が中心で、授業が終わり夏休みに入った学生たちによる学生旅行が大半を占めている。海外旅行は、ほとんど7月上旬から大幅に増加し、親と一緒のファミリー旅行が圧倒的多数を占めるとみられている。

国内旅行の移動手段については、高速鉄道を選ぶ人が飛行機より多くなっている。携程の統計データによると、旅行客のうち、列車を利用する人の割合が最も高く、約50%を占め、高速鉄道を利用する人が48%に達した。これ以外では、列車ナンバーの先頭に「D」がつく高速列車を利用する人が3割を上回った。

旅行業界関係者は、「高速鉄道旅行の競争力は、今後さらに高まるだろう。特に、旅行目的地が1000キロメートル以内の場合、移動手段に高速鉄道を選ぶ人はいっそう増える」との見通しを示した。

6月下旬に到来した夏休み旅行ピーク第一弾では、「95後」の観光客がかなりの割合を占めた。携程のホテル関連データによると、「試験後すぐ旅行に出る旅行のクオリティーを重視する「00後(2000年以降生まれ)」と比べると、夏休み旅行の主力群である「95後」は、旅行の「コストパフォーマンス」をより重視している。このうち、夏休み旅行に出る人の6割以上は、低ランクスターホテルを選んだ。たとえば、広州を出発する観光客のうち61%は、低ランクスターホテルでの宿泊を選び、重慶発の観光客で低ランクスターホテルを選ぶ人の割合も68%に上った。低ランクホテルを選んだ人が最も多かった都市は石家荘で72%に達した。

ビザ優遇策で海外旅行ブーム続く

一躍注目を浴びた日本のマイナー都市

この夏、海外旅行に出かける中国人観光客もかなり多い。携程の統計データによると、6月末の時点で、2019年夏休み旅行で同社を通じてネット上でビザ申請手続きをした人は大幅に増加した。このうち、寧波、天津蘇州成都杭州、南京、深セン、広州各地のビザ申請者は、前年同期比で倍増した。現在の申込状況から見て、2019年夏休み旅行ビザ申請の十大人気目的国は、順に、日本、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム、米国、フィリピン、オーストラリア英国、カンボジアだった。

今年の春節(中国の旧正月、今年は2月5日)と比べ、夏休み旅行では、東南アジア・南アジアの一部国家がビザ優遇策を新しく制定したことから、目的国人気ランキングで上位にランクイン、あるいはランクが急上昇している。たとえば、マレーシアは2位に躍進し、インドは10位から7位にランクアップした。ベトナムとタイはいずれも、電子ビザの運用をスタートした。日本は、大学生や経済力のある外国人に対するビザ取得条件を緩和し、11位までランクアップした。一方、昨年8位だった米国は、今年は12位まで順位を落とした。

夏休み海外旅行目的地のうち、人気トップは依然日本となっている。ますます多くの中国人観光客が、日本を「最初」または「2回目」の海外旅行目的地に選んでいる。また、一・二線都市に住む若者は、頻繁に日本を訪れる傾向がみられる。

総合旅行サイト「驢媽媽旅游網(Lvmama.com)」の統計データによると、東京、大阪、京都、奈良、沖縄、福岡、札幌、長崎、静岡、高山の各都市が人気目的地となっている。観光客の送り出し地のトップ10は、上海、蘇州、杭州、北京、広州、南京、無錫、重慶、武漢、深セン。また、マイナーな目的地や、独特ある楽しみ方の人気が特に高まっている。驢媽媽旅游網では、「松山3泊4日フリーツアー」、「千と千尋の神隠し」や「東京ラブストーリー」にまつわる場所を訪ねる旅、避暑旅行の新ルート「岩手県安比高原3泊4日フリーツアー」、花火大会鑑賞ツアーなどに人気が集まっている。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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