目的地は故郷!自作の家を肩に、5年間歩き続ける男性―広西チワン族自治区

Record China    2013年5月25日(土) 17時3分

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22日、中国・広西チワン族自治区柳州市柳城県で、家を背負い故郷に向かう男性が目的地に向け歩き続けていた。

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2013年5月22日、中国・広西チワン族自治区柳州市柳城県で、家を背負い故郷に向かう男性が目的地に向け歩き続けていた。人民日報(電子版)が伝えた。

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男性は柳州市融安県竜城村の出身で、今年38歳。20年前に出稼ぎのため広東省に出かけていた。5年前に竹やビニールシート、シーツなどで簡易的な家を自作。その家を背負い深セン市から故郷に歩き始めたという。

今の家は彼が自作した3代目で、幅は1.5m、高さは2.2mほど、重さは約60kgある。家の中には、ビニールで作った寝床や水汲みの桶、電池で使用する照明などが置かれている。また、炊事用の鍋や歯ブラシなど日常用品も揃っている。なんといっても、好きな場所で泊まり、雨風をしのげる点が便利だ。

男性によると、普段は道端に落ちているペットボトルを拾って売ったお金で生活費を工面している。男性は毎日、50m歩いては家を降ろし、来た道を戻り捨てられているペットボトルを拾っている。これを繰り返し、1日に約20km前進している。長年家を背負っている関係で、彼の肩にはたこができ、傷痕も見受けられた。故郷まではあと数十kmほどということで、過酷な旅もゴールまであとわずかだ。(翻訳・編集/内山

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