「ハリウッドには人種差別」「中国は単なる金もうけ市場」、香港の俳優が語る―カンヌ映画祭

Record China    2013年5月24日(金) 2時57分

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22日、開催中の第66回カンヌ国際映画祭で香港の俳優アンディ・ラウが、ハリウッド映画界の人種差別について語った。

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2013年5月22日、開催中の第66回カンヌ国際映画祭で香港の俳優アンディ・ラウ(劉徳華)が、ハリウッド映画界の人種差別について語った。聯合報が伝えた。

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開催中のカンヌ映画祭では、アンディ・ラウの主演作「Blind Detective」(中国語タイトル:盲探)が特別招待作品として上映された。現地でメディアのインタビューに答えたアンディは、中国の俳優や女優が次々にハリウッド進出していく現状について、「自分としては全く関心がない。その理由は、ハリウッドには人種差別があるため」とコメントした。

今春公開された米映画「アイアンマン3」には、中国から俳優ワン・シュエチー(王学圻)と女優ファン・ビンビン范冰冰)が出演している。ハリウッドの人気シリーズに、いよいよ中国の役者が出演することになった“快挙”として大きく報道された。しかし、インターナショナル版では2人の出演シーンはほぼ全てカットされている。

このことを例に挙げ、「ハリウッドは中国を映画の巨大マーケットとしか見ていない。中国の役者を全く尊重していない」と語る。中華圏を代表する俳優の1人として、海外でも広く名を知られる存在のアンディだが、自分なりの固い意思があることを明らかにしている。

2006年には「アジア新星導計画」(Focus First Cuts Project)を立ち上げ、若手映画人の育成をスタート。プロデューサーとして、映画「クレイジー・ストーン 翡翠狂騒曲」など、低予算ながら優秀な作品を生み出している。いずれは映画監督に挑戦してみたいというが、海外からも驚きをもって迎えられるような作品を撮るのが夢だという。(翻訳・編集/Mathilda

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