【CRI時評】中国が開放措置のレベルアップを発表

CRI online    2019年6月29日(土) 11時50分

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 主要20カ国・地域第14回首脳会議(G20サミット)が28日に大阪で開幕した。習近平国家主席はサミットで重要な発言を行い、各国が手を携えて共に進み、力を合わせて質の高い世界経済を構築すると発表し、中国は間もなく市場のより一層の開放など5つの措置を講じると宣言した。 習近平主席が...

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 主要20カ国・地域第14回首脳会議(G20サミット)が28日に大阪で開幕した。習近平国家主席はサミットで重要な発言を行い、各国が手を携えて共に進み、力を合わせて質の高い世界経済を構築すると発表し、中国は間もなく市場のより一層の開放など5つの措置を講じると宣言した。

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 習近平主席が宣言した5つの措置は以下のとおり。外資企業の市場参入に対するネガティブリストの2019年版を間もなく発表し、農業、鉱物採掘業、製造業、サービス業の開放をさらに進め、6つの自由貿易試験区を新たに設置する。輸出を主動的に拡大し、自主的に関税水準の一層の引き下げを進める。引き続き商環境の改善を行い、2020年1月1日から新しい外商投資法律制度を実施する。平等な待遇を全面的に実施し、外資参入ネガティブリスト以外の制限を全面的に取り消す。経済貿易交渉を大いに推進し、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の早期達成を推進し、中国と欧州間の投資協定と中日韓自由貿易協定の協議進展を加速する。

 最近の保護主義、一国主義が引き続いて蔓延し、世界の産業構造と金融の安定は衝撃を受け、世界経済の運営リスクと不確実性は顕著に高まっている。中国はG20の枠組みの中で世界経済に積極的なシグナルを発し、世界市場に自信を強めさせることで、各国の人々に希望をもたらす。

 この1年余り、米国が引き起こした貿易摩擦に直面し、中国は一連の開放を拡大する重要な措置を打ち出して、中国経済を着実に進歩させてきた。今年1~5月、中国経済の運営は全体に安定しており、貨物貿易の輸出入総額は前年同期比4.1%増の12兆1000億元に達し、外資の実際の利用額は同6.8%増の3690億6000万元で、増加スピードは昨年同時期の5倍余りになっている。関税というムチを振り回して貿易の障壁を築いている人もいるが、門戸をますます大きく開くという中国の決心と行動は揺るぎない。それどころか、中国は改革の深化、開放の拡大によって自国経済の質の高い発展とモデルチェンジを推進しており、前述の数字は開放こそが健全な経済発展にとって必ず通らねばならない道であることを改めて証明している。

 世界中の人々は各国の首脳が経済発展のルールを遵守した賢明な選択をし、各国が手を携えて協力し、共に行動することを期待している。これまでと変わらず、習近平主席は今回のサミットでイニシアティブをとり、G20が改革革新を堅持し、成長のパワーを掘り起こさねばならないと強調した。時代と共に進むことを堅持し、グローバル・ガバナンスを向上させる。困難に立ち向かうことを堅持し、発展のボトルネックを解決する。パートナー精神を堅持し、違いを適切に処理する。この目標を実現するには、世界の主要経済体の指導者がルールを尊重し経済のグローバル化の態勢を把握し、共通の未来を胸に抱くことが必要で、その中で最も重要なことはパートナー精神を発揚し、相互の信頼と協力を推進し、緊張した状況を和らげ、発展の障害を除去することだ。(CRI論説員 王姗姗)

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