「いかにして龍と付き合うか」対中関係に苦悩するインド=李首相訪印直前の領土侵犯に困惑―インドメディア

Record China    2013年5月22日(水) 10時31分

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21日、インド紙ヒンダスタン・タイムズは、「いかにして『龍』と付き合うか」という記事で問題を提起している。資料写真。

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2013年5月21日、インド紙ヒンダスタン・タイムズは、「いかにして『龍』と付き合うか」という記事で問題を提起している。中印関係を憂慮するインドメディア各社の報道を、環球時報が伝えた。

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メノン・インド国家安全保障顧問のような地政学と外交にたけた人物でも、解放軍による「19キロの領土侵犯」を意外に感じている。意外だったのは行動そのものではなく、李克強(リー・カーチアン)総理の訪印直前というタイミングだ。紆余(うよ)曲折を経て、シン政権は印中友好の道にある危険性を十分に理解した。だが、両国には成長の余地があり、ライバルとみなす必要はないことも意識している。インドが中国と対等な接触をするのは、中国と同じ宴席につかなければ、「料理」にされてしまうことを知っているからだ。

インド英字紙インディアンエクスプレスは、中国は、自国と領土問題を抱えるすべての国々に対して強硬な態度を取っている。李克強氏の訪印は、インドに「リアリズム」を教えこむまたとないチャンスだ、としている。

インド紙ファーストポストは20日、「なぜ印中の対話は手あかのついた言葉を乗り越えなければならないか」と題した記事で、中国通として知られるオーストラリアのケビン・ラッド前首相による「中国を争友(意見や忠告をしてくれる友人)とする」との言葉を紹介した。

ラッド氏は「本当の友人とは根本的利益に関わる問題で、直接、率直な対話をする必要がある。5月に訪中したクルシード外相のように、むやみな迎合をするべきではない」と語っている。同記事は、中国軍侵入に対するインド政府の初期対応は、中国と付き合う上で必要なリズムをつかみきれていないことを物語っているとしている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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