韓国が米国の要求を拒否、北朝鮮を口実に南シナ海への介入避ける―香港英字紙

Record China    2019年6月27日(木) 13時40分

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香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは24日、韓国の外交関係者の話に基づき、「米国は韓国に南シナ海への軍艦派遣を要請しているが、韓国はこれを拒否している」と報じた。写真は韓国海軍。

香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは24日、韓国の外交関係者の話に基づき、「米国は韓国に南シナ海への軍艦派遣を要請しているが、韓国はこれを拒否している」と報じた。26日、中国メディア・観察者網はこれを、「G20サミットを目前に控え、ますます多くの国が、米中どちらか一方の肩を持つのは避けたいという姿勢を見せている」という見出しで伝えた。

記事は、「米国は韓国に『インド太平洋戦略』においてより大きな役割を果たすよう求めた。この要求には、領有権をめぐって中国とベトナムの間で対立が起きている西沙諸島に韓国が軍艦を派遣して、その存在感をアピールすることも含まれる。しかし、韓国政府は『国防の重点は北朝鮮への対応にある』ことを理由に米国の要求を拒否した」と伝えた。

また、記事は「昨年の9月中旬には韓国海軍の駆逐艦『文武大王(DDH-976)』が『台風の進路を避ける』という理由で通達なく西沙諸島の12海里領域に侵入。中国から非難される事件があった」と紹介。「韓国政府は後に、『同艦艇はソマリア・アデン湾での任務を終えて帰還途中だった。(米国が主導する)いわゆる“航行の自由”作戦とは無関係だった』と説明し、中国国防部も『人道的な観点から韓国政府の説明を受け入れる』とした。しかし、この一件を受け、米紙ワシントン・ポストは当時、『韓国は頑なに南シナ海問題への介入を避けている』と指摘していた」と説明した。

これについて、韓国の情報筋は、「北朝鮮は韓国にとって、自国の軍事配備の範囲を制限し南シナ海のいざこざから距離を置くための『口実』となっている」と指摘したという。(翻訳・編集/岩谷)

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