中国共産党中央巡視チーム、地方の役人を抜き打ち調査、汚職摘発へ―英メディア

Record China    2013年5月20日(月) 7時30分

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8日、今年上半期、中国中央巡視チームが地方巡回視察を行い、幹部の身辺調査を行った。写真は山東省の高級官僚による不法占有がネットで暴露された豪邸。

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2013年5月18日、BBC中国語版によると、今年上半期、中国中央巡視チームが内モンゴル自治区、江西省、湖北省、重慶市、貴州省、水利部、中国儲備糧管理総公司(シノグレイン)、中国輸出入銀行、中国出版集団、中国人民大学に対し巡回視察を行い、抜き打ちで幹部の身辺調査をした。

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新華社によれば、党中央規律検査委員会の王岐山(ワン・チーシャン)書記が自らチーム長となり、チームの研修会議上で談話を発表した。王書記は、幹部による汚職、職権乱用、収賄等の違法問題や、人材登用上の不正問題を巡視業務の重点に置くことを明確にし、党が直面している問題には国際的なもの、国内的なものもあるが、最も根本的なものは党内部の不正や腐敗だと認めた。

今年の1月には、習近平(シー・ジンピン)国家主席も党中央紀律検査委員会の全体会議で「虎とハエを同時に叩く」と、不正や腐敗問題を解決していくと表明している。

中国版ツイッターである微博(ウェイボー)では、多くのネットユーザーがこの動きについて評している。あるユーザーは「本気で取り組むのだろうか?今回政府が腐敗を抑制できればたいしたものだ。不動産市場バブルと政治腐敗が現在の中国で最も怖い現象だ」と書き込み、他のユーザーは「虎を退治してこそ、根本から腐敗を断つことができ、ハエを一掃して初めて腐敗の温床や不正の社会基盤を取り除くことができる」と述べている。しかし、「不透明な監督体制下では、単なるポーズに過ぎない」と、この新たな動きを楽観視できないとするユーザーの声もある。(翻訳・編集/中原)

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