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18日、エクアドル国防省はレーダーシステムの導入を請け負った中国企業との契約を破棄した。理由は「システムが正常に作動しなかったため」だという。写真は山東省にある軍事レーダー。
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2013年5月18日、ロシアの軍事専門サイトによると、エクアドル国防省はレーダーシステムの導入を請け負った中国企業との契約を破棄した。環球網が伝えた。
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約6000万ドル(約62億円)に上る契約を破棄した理由について、エクアドル政府は「中国製レーダーが正常に作動しなかったため」と説明。同時に同国防省は、すでに支払っていた300万ドル(約3億円)を回収。さらに3600万ドル(約37億円)の返金と900万ドル(約9億円)の賠償金を中国電子科技集団公司に求めている。エクアドルのコレア大統領は「今後18カ月以内に新レーダーシステムを購入する」と述べている。
エクアドル国防省と中国企業は08年にYLC―2V型とYLC―18型のレーダーシステムの提供と設置、試運転の契約を結んだ。当時、エクアドルは隣国コロンビアの攻撃機「スーパーツカノ(正式名;エンブラエル EMB―314)」による領空侵犯と、エクアドル領内の武装組織への攻撃に悩まされており、新しいレーダーシステムの導入が急がれていた。報道によると、エクアドルは10〜11年に中国からレーダー4基を購入しており、12年10月から稼働させる計画だった。(翻訳・編集/本郷)
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