日米安全保障条約が破棄される?韓国メディアは「米韓同盟」への影響を懸念、韓国ネット「日本へのプレゼントか」

Record China    2019年6月26日(水) 12時40分

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25日、韓国・朝鮮日報は「トランプ大統領、日米安全保障条約の破棄を検討…米韓同盟は?」と題する記事を掲載した。写真はトランプ大統領。

2019年6月25日、韓国・朝鮮日報は「トランプ大統領、日米安全保障条約の破棄を検討…米韓同盟は?」と題する記事を掲載した。

記事はブルームバーグ通信の25日(現地時間)の報道を引用し、「トランプ大統領が最近、側近らに日米安全保障条約を破棄する可能性を述べた」と伝えている。また「トランプ大統領は日米安保条約が米国にとって不公平だと感じている」とし、その理由は「日本が攻撃を受けた場合、米国は軍事的な支援を行うことになっているが、反対に米国が攻撃を受けた場合、日本の軍事支援は義務付けられていないため」としている。

さらに、実際に(日米安保条約を)破棄することはないとみられているものの、「万一条約が破棄された場合、アジア太平洋地域の安全保障の大きな役割を担う日米同盟が揺らぎ、中国と北朝鮮の脅威に対応するための新たな方法として日本が核武装に乗り出し、軍備競争が触発される可能性がある」と懸念を伝えている。

一方、米国務省韓国課長のジョイ・ヤマモト氏は、トランプ大統領の訪韓と関連して「米国は世界的に防衛費の分担政策を見直している。大統領は韓国の同盟国と協力国が公平な分担金、自国保護のためより多くの費用を出してほしいと明確にしてきた。韓国も例外ではない」と話したという。

最後に記事は「トランプ大統領が米国の最大友好国の一つである日本との安保条約破棄を検討しているということは、米韓防衛条約にも影響を及ぼし得ることであり、行方が注目される」としている。

これを受け、韓国のネット上では「それって日本が米国を守るべく積極的に武装できるようにしてあげることじゃないの?それに、米国がアジア防衛を日本に任せるのも大きな問題」「日本へのプレゼントってとこか。自衛隊が日本軍に変わるのを目にすることになりそう」「歴史は繰り返すもの。日本が再武装する」など破棄に秘める「思惑」を推測するコメントが多く見られる。

韓国の行方をめぐっては「(韓国の)現政権なら『時は来た』とばかりに米韓同盟を破棄しようって言いそう」「トランプ大統領は、ホルムズ海峡通過の際の自国の石油タンカー防衛を自国でするように要求した。つまり国防費を増やして軍事力を強化しろということ。日本はお金があるから軍事力を強くできるだろうけど、韓国はそんな力がない。これからが心配」「日本は軍隊を復活させられるから損することはないけど、韓国は崩壊する」など憂慮するコメントが寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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