ソフトパワーで日中友好、鑑真のテレビドラマ始まる

Record China    2007年4月13日(金) 9時30分

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温家宝(ウェン・チアパオ)首相の訪日直前、2007年4月3日から中国中央電子台では全16話のテレビドラマ「鑑真東渡」の放映を開始した。関係者によれば、両国国民の文化的な近接性を生かした、ソフトパワーによる日中関係の改善の動きだという。

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温家宝(ウェン・チアパオ)首相の訪日直前、2007年4月3日から中国中央電子台では全16話のテレビドラマ「鑑真東渡」の放映を開始した。事情に詳しい関係者によると、「鑑真東渡」の放映は中国政府の日中関係構築の新発想を表しているという。

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鑑真和尚は742年に日本の留学僧の招きを受け、5回の失敗にも拘わらず日本へと渡り、仏教の布教に勤めた。12日の温首相の国会演説でも鑑真に触れ、1000年以上も続く日中交流史の代表としてとりあげた。

鑑真の物語では留学僧を受け入れた日中の平和的交流が描かれる。12年にも及ぶ苦難の旅で結ばれた鑑真と弟子の深い絆は一衣帯水の日中関係の象徴だ。中国政府は民族主義的な政治スローガンを唱え、結果的に日本国民の対中感情を悪化させる方法から、鑑真など両国国民の文化的な近接性を生かしたソフトパワーによる日中関係の改善へと方向を転換したと関係者は指摘している。(翻訳/編集・KT)

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