センザンコウは中国人に食べ尽くされ絶滅するのか?―中国メディア

Record China    2019年6月23日(日) 8時0分

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21日、口袋電影は、センザンコウが絶滅の危機にあることを紹介したBBCのドキュメンタリー映画を紹介した。

2019年6月21日、口袋電影は、センザンコウが絶滅の危機にあることを紹介したBBCのドキュメンタリー映画を紹介した。

記事が紹介したのはBBCの「センザンコウ:最も多く捕殺される動物」と題するドキュメンタリー映画だ。この中では、センザンコウの絶滅危機の背後にある密貿易について明らかにしているという。

記事によると、センザンコウは世界で最も多く密輸され販売されている動物で、5分に1匹の割合で捕まえられ、毎年10万匹以上が販売されているという。その主な目的は「食べること」だと記事は指摘した。

記事は、「一部の地域では、野生動物は栄養価が高いと信じられているほか、富や身分をひけらかすためにセンザンコウを食する」と紹介。また、中医では6000種類の薬の原料にセンザンコウのウロコが使用されており、血行を良くしたり腫れがひいたりなどの効能があると信じられているが、「実際には迷信」にすぎず、「現代医学では、センザンコウのウロコは人間のつめと同じで何の特別な効能もないことが証明されている」と記事は伝えた。

記事は「07年から16年までで、中国執法部門は合わせて209件のセンザンコウ密輸案件を摘発しており、違法に殺されたセンザンコウは9万匹近くに上る。17年には過去最大の違法なセンザンコウのウロコ輸送を阻止したが、合計1.1トンで3万匹近くのセンザンコウが殺されたことになる」と伝えた。

記事によると、1980年代は山でセンザンコウをよく見掛けたが、90年代末頃からあまり見掛けなくなってきたという。「多くの人は、センザンコウが国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストの中で準絶滅危惧から絶滅危惧II類へと評価され、10年以内に絶滅する可能性があることを知らない。この危険性はジャイアントパンダより高い」と記事は指摘した。(翻訳・編集/山中)

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