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13日、台湾出身のアン・リー監督が、台北市長らを交えた都市フォーラムに出席。台湾のニュース番組の放送姿勢を厳しく批判した。
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2013年5月13日、台湾出身の映画監督アン・リー(李安)氏が、台北市長らを交えた都市フォーラムに出席。台湾のニュース番組の放送姿勢を厳しく批判した。中央社が伝えた。
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今年2月開催の第85回米アカデミー賞で、2度目の監督賞(「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」)に輝いたリー監督。このほど受賞から初めて台湾に凱旋し、地元で活発な交流活動を展開している。
13日、台北市内で「アン・リーと語る“脆、弱”」と題した都市フォーラムに出席。台北市の●龍斌(ハオ・ロンビン、●は赤におおざと)市長、台中市の胡志強(フー・ジーチアン)市長との三者対談を行った。
台湾が生んだグローバル人材を代表し、リー監督は対談の中で、地元ニュース番組への厳しい批判を展開した。国際社会の一員として知っておくべき常識的なニュースを放送せず、“井戸端会議”的な話題ばかり取り上げる現状に、「話にならない」と苦言を呈している。「もっと質の高い番組内容を目指すべきだ」とし、海外局の報道番組から放送姿勢を学ぶ必要性を強く語った。国際人として恥ずかしくない知識を得るためには、テレビのニュースは貴重な情報源の一つ。常に“台湾愛”を口にしているリー監督だからこそ、あえて口にした手厳しい批判となった。2人の市長もこれに同意し、「ニュースはバラエティ番組ではない」「クオリティの高い番組を良識ある視聴者が率先して選ぶことで、粗悪な番組が淘汰されることを望む」と語っている。
さらにリー監督は若者たちに対し、「狭い台湾にいるより、チャンスがあればどんどん海外に出て台湾との違いを実感すべきだ」と強調。監督自身が若い頃からアメリカで過ごし、世界を相手に奮闘してきたため、実感のこもった助言となっている。(翻訳・編集/Mathilda)
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