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携帯電話関連商品の販売額が6分間で5億元(1元は約15.6円)を超え、生鮮食品2千トンが30分で売れ、家電製品の販売額が2分36秒で10億元を突破した。
携帯電話関連商品の販売額が6分間で5億元(1元は約15.6円)を超え、生鮮食品2千トンが30分で売れ、家電製品の販売額が2分36秒で10億元を突破した。18日午前0時、ECサイト「京東商城」が開催した「618セール」は注文ピークを迎え、セール開始直後1時間の販売額は前年同期比65%増加した。
中国小売業における重要な販促キャンペーンの一つである「618セール」は、ますます多くの消費者の注目を引いている。
〇オンライン(ECサイト)とオフライン(実店舗)の融合で販売額の最高値を更新
「家電を買い足すのに、今回『618セール』を利用した。価格が安いだけではなく、最新のスマート製品も多数揃っており、手に入れることができた」と話すのは、上海市浦東新区の某企業に勤める彭鵬さん。ネットショッピングの達人である彭さんは最近、新居の内装を進めており、「618セール」に家電一揃いを購入し、かなりの額を節約したという。
電子消費品と家電製品については、京東商城は11日に携帯電話製品の特売を実施し、アップル製品の販売額は前年同期比120%超え、OPPO、vivo、サムスン、レノボ、Nubiaの販売額はいずれも同300%以上、それぞれ増加した。10日に行われた家電品セールでは、電気炊飯器や電気ケトルの販売量が1時間で10万台を上回った。
物流のインフラがだんだん完備されるにつれ、三・四線都市や農村部に住む消費者も、「618セール」の様々な恩恵にあずかることができるようになった。京東商城の統計データによると、今年新たに増加したネットショッピング消費者は、若者と三・四線都市の住民が中心だった。
〇ブランド商品が人気に
消費者のブランド志向がますます高まっており、一部の品目では、国産ブランドに人気が集まっている。18日午前0時のセール開始とともに、美的、海爾(ハイアール)、海信(ハイセンス)などの家電ブランド製品に消費者の関心が集まり、注文量はどんどん増え続けていた。
このほか、海外ブランドや輸入製品の販売額もかなりの増加傾向を呈した。フランスの家電ブランド「ダイソン」の販売額は、前年同期比9.9倍、米国のオーディオブランド「ハーマン・カードン」の販売額は同2.5倍、日本の電子製品ブランド「カシオ」の販売額は同7倍に、それぞれ達した。
京東零售集団の徐雷CEOは、「急増する販売額と品質化の発展すう勢は、中国経済の内的動力と高い強靭性を顕著に反映している」とコメントした。
中国貿易促進会研究院国際貿易研究部の趙萍主任は、「ECサイトは、彼らが持つデータの優位性を活かし、需要に関するより精密かつ正確な情報をメーカーに提供するほか、メーカーが製品を改善するのをサポートしている。そこから、より整合性の高い消費ニーズが生まれることも、受注量急成長の大きな要因のひとつといえる」との見解を示した。(編集KM)