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「日本は時間厳守の国なのにバスが遅れる、理由は…」=韓国紙が寛容な社会づくり呼び掛け

配信日時:2019年6月23日(日) 19時10分
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「日本は時間厳守の国なのにバスがよく遅れるのは高齢者に優しいから」-。韓国・朝鮮日報は東京特派員発でこんな記事を掲載した。この中では「少子化も日本社会を変化させる重要な要素」と指摘。「将来の韓国の姿も見えてきそうだ」として、日本をモデルにした寛容な社会づくりを呼び掛けた。

記事は「日本人は徹底して時間の約束を守る。業務開始30分前、約束の時間の5分前に到着するのが『常識』だ。まかり間違って遅刻でもしようものなら、大失敗する恐れがある」と前置き。今年2月、桜田義孝五輪相(当時)が国会審議に3分遅刻して、「約束10分前とか5分前とか決めて時間管理をしていきたい」と謝罪に追い込まれたケースに触れた。

一方で「このように時間に厳しい日本だが、例外もある。バスの運行時間だ。特派員として赴任してくる前は『日本ではバスも運行時間を厳守する』と聞いていたが、現実は違っていた」と言及した。

東京都文京区内の住宅街のバス停での自らの経験として「到着予定時刻の午後2時54分になってもバスは来ない。バスは午後3時5分ごろに来たが、次のバスが時刻表通りに到着したので、2台のバスが連なる形になった」と例示。日本で10年以上暮らしている韓国人は「バスはよく遅れる。高齢者や車いす・ベビーカーの乗客を安全に乗降させるため時間がかかるからだ』と教えてくれた」と記した。

さらに「日本社会でバスの『遅刻』が容認されているのは、高齢化に伴うやむを得ない現状に共感が広がっているためだ」「バスはほとんどが階段のない低床バスで、バス前方の座席はすべて交通弱者のための優先席になっている。乗ってきた人が席に座るまで、運転手はバスを止めて待ってくれる。走る速度も遅い」と説明。「だが、『早く行け』とごねる客はこの1年間で見たことがない。『高齢者大国』の日本では時間を守ることよりも重要な美徳があるという声が広がっている」とある種の驚きをもって報じた。

少子化についても「東京都世田谷区は今月3日から『赤ちゃんの泣き声を温かく見守っています』と書かれたステッカーやポスターを配っている。公共の場で子どもが泣いても親が恐縮する必要はないという認識を広めるためだ」と報道。同区子ども家庭支援課の増井賢一課長の「子どもが泣くのは今や迷惑ではない。より多くの子どもが生まれてくることを望むなら、子どもに寛容な社会をつくらなければならない」との声を紹介した。

その上で「高齢化問題・少子化問題を韓国より先に経験している日本の変化に、将来の韓国の姿も見えてきそうだ」と言及。韓国でも老人や子どもに配慮した社会づくりを進めるよう訴えた。(編集/日向)
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