2050年に世界人口が97億人に達する見込み―国連報告

人民網日本語版    2019年6月20日(木) 14時40分

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国連の経済社会局は17日、2030年に世界人口は現在の77億人から85億人に増え、2050年には97億人に達し、2100年には110億人に達するとの報告を発表した。

国連の経済社会局は17日、2030年に世界人口は現在の77億人から85億人に増え、2050年には97億人に達し、2100年には110億人に達するとの報告を発表した。新華網が伝えた。

報告書の概要は以下の通り。2019年から2050年までに増える世界人口の半分はインド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア、インドネシア、エジプト、米国など9カ国に集中するとみられる。また、2027年ごろにはインドの人口が中国を抜き、世界一の人口大国になると予想される。

世界の人口増加スピードは減速しており、さらに多くの国で人口が減少していくようになるだろう。2019年から2050年にかけて、人口が減少する国や地域の数は55に増え、そのうち26の国や地域の人口は10%を上回る減少になるとみられる。

世界の女性の平均出生率は1990年の3.2から2019年は2.5まで下がった。2050年までに、世界の女性の平均出生率は2.2まで下がり続ける見通し。

また、世界人口の高齢化が進み、65歳以上の人口は最も増加が速い年齢グループになるとみられる。現在、世界の人口の約9%は65歳を超えているが、2050年までにこの割合は16%に達し、ヨーロッパと北米地区の65歳以上の人口は総人口の4分の1を占め、全世界の80歳以上の人口は現在の1億4300万人から4億2600万人まで増加する見通し。人口の高齢化によって働く年齢層の人口比率が低下し、社会保障のプレッシャーが高まることが見込まれる。

平均寿命は2050年までに現在の72.6歳から77.1歳に伸び、寿命の地域ごとのアンバランスが改善されるとみられている。現在、後発発展途上国の平均寿命は依然として世界平均より7.4歳短くなっている。(提供/人民網日本語版・編集/TG)

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