温家宝首相の国会演説、日中友好を強調―日本東京

Record China    2007年4月12日(木) 14時1分

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2007年4月12日午前10時、中国の温家宝首相は中国の首相として初めて日本の国会で演説した。写真は国会議事堂。

2007年4月12日午前10時、中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は中国の首相として初めて日本の国会で演説した。

この演説の中で、靖国神社問題に関する発言が注目されていたが、直接的なコメントは控えられた。しかし、唐代から1200年以上にも及ぶ日中交流史を概括する中で、明治維新以後の日中関係、特に日中戦争が両国国民に与えた大きな傷を振り返った。

また、今回の訪日は日本の発展を理解し日中の友好を深めることが目的だと述べた。日中の歴史問題・台湾問題・東シナ海の天然ガス田問題といった日中間の課題をとりあげ、交流をより一層深め、平和的な解決を訴えた。

最後に日本の国会議員に対して、「中国は改革開放以来大きな成果を上げてきたとはいえ、国土は広く国民も多い。そのためインフラは十分に整備しきれず、多くの社会問題を残しており、いまだに発展途上国である。今後、日本と連携する中で、より大きな発展を勝ち取りたい」とコメントし、両国の協力関係を求めた。

国会には、温首相のほか、中国外交部・李肇星(リー・チャオシン)部長、商務部・薄熙来(バオ・シーライ)部長、文化部・孫家正(スン・ジアジョン)部長と王毅(ワン・イー)駐日大使も出席した。温首相の演説は中国でも生放送され、関心を呼んでいるという。(翻訳/編集・KT)

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