中国広東省深セン市にあるユニクロ店舗で15日、試着室に小型カメラが隠してあるのが見つかった。中国メディア・深セン新聞網が17日付で報じた。

発見者の女性によると、「鏡の上の方にボタンのような黒い点」があると気付いたのは2点目の試着を終えた後だった。「黒い点」は長方形の配線カバーの中に隠されていて、手で触れると熱かったため力を込めて引っ張ってみたそうだ。それが隠しカメラと知った女性は恐怖を覚え、すぐに店舗スタッフに連絡。カメラなど一式は通報を受けて駆け付けた警察が持ち帰った。

店長は配線カバーが店の設備ではないことに言及し、「何者かが試着に乗じてカメラを設置した」と説明している。店は開業して4年になるが、過去にこのような問題は起きておらず、今回の件を受けて実施した念入りな点検でも他の試着室から盗撮用の機器は見つからなかったそうだ。店では日ごろから試着室のチェックを行っているが、通常は忘れ物の有無を確認するだけという。

この事件に、中国のネットユーザーからは「ユニクロに限らず他の店でもありそう」「安全な場所はどこにあるの？」「警察はしっかり調べて」などの声が寄せられている。（翻訳・編集/野谷）