日本の医療制度のここが優れている!―中国メディア

Record China    2019年6月17日(月) 9時20分

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14日、界面新聞は、日本の医療制度の優れた面について紹介する記事を掲載した。資料写真。

2019年6月14日、界面新聞は、日本の医療制度の優れた面について紹介する記事を掲載した。

記事はまず、日本の健康保険制度について紹介。6歳以下は無料で、小学生から70歳までは3割の自己負担、75歳以上なら1割の自己負担で治療できるほか、高額療養費制度があって1カ月の治療費が一定額を超えると残りは国が負担してくれると伝えた。

そして、「欧州の福利の方がレベルは高いという人もいるが、欧州は大部分が公立病院で効率が良いとは言い難い。米国は私立病院が主で、公費での医療は普及しておらず、貧しい人は治療を受けるのが難しい。日本はその中間で、医療サービスは民間が提供し、費用は国が負担してくれる」と紹介。健康保険料も決して重すぎる負担ではないと強調した。

その上で記事は、日本は大病院だけでなく、個人病院でも医療レベルが高く、設備も先進的であると指摘。予約が必要という面倒な面はあるものの、ちょっとした風邪などは近所の小さな病院で十分であり、総合病院まで行く必要がないと伝えた。

そのため、「この種の合理的で効果的、かつ人間本位の管理方法により、医療資源分配の不均衡をなくし、治療を難しくさせる状況を防いでいる。(中国のように)支払い、受付、薬をもらうために長蛇の列を作り、あちこち駆け回る様子を日本で見かけることはほとんどない」と伝えた。

さらに、「日本の病院の薬はすべて医療保険の範囲内なので、高価な薬や輸入薬を患者に買わせることはない」と指摘。これは、日本では「医薬分離」を実施しているためで、「病院が薬を独占することはない」と中国との違いを強調した。

また、日本の多くの病院で治療後の「フォローアップ」を実施していることは驚くべきことだと紹介。ある中国人は、日本で心臓病を発症して治療を受けたが、中国へ帰国後も医者はわざわざ電話でその後の心臓の状況について尋ね、定期的に検査するよう助言したという例を紹介した。

そして、日本の医者について「親のような心があり、時には親以上に親切だ」とし、「われわれは高価で先進的な医療設備を購入することはできるが、医者の心はいったいどうやって育んだらよいのだろうか」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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