在米華人がホワイトハウスに請願書、20年前の中国清華大タリウム中毒事件の解決求めて―英メディア

Record China    2013年5月8日(水) 7時42分

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6日、約20年前に北京の清華大学で発生したタリウム中毒事件「朱令事件」の容疑者の身柄拘束と国外退去を求めて、在米華人がホワイトハウスに請願書を送った。写真はリハビリする朱令さん。

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2013年5月6日、英BBC中国語サイトによると、約20年前に北京の清華大学で発生したタリウム中毒事件「朱令(ジュー・リン)事件」の容疑者の身柄拘束と国外退去を求めて、ある在米華人がホワイトハウスのホームページに請願書を送った。

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清華大学化学部の女子学生だった朱令さんは、1994年と1995年の2度にわたって猛毒のタリウムを何者かによって摂取させられ、その結果、知的や視力、言語能力などに重い障害を負った。「朱令事件」と呼ばれた事件の最大の容疑者は、朱令さんと同室の女子学生・孫維(スン・ウェイ)だったが、当時の警察は証拠不十分で彼女を釈放している。

今年4月、上海復旦大学で発生したルームメイトによる医学生毒殺事件で、これによく似た「朱令事件」がにわかに脚光を浴びる形となった。そこで米国在住の中国人が、ホワイトハウスのホームページにある請願書受付に「孫維は名前を変えて偽装結婚で米国に入国している。米国民の安全を守るため、彼女の身柄を拘束し、国外退去にすることを米政府に求める」との請願を書き込んだ。

これまで「朱令」「孫維」「タリウム中毒」は中国のネット上で「要注意ワード」だったが、現在は解禁されたようだ。マイクロブログ上では多くの人がこの請願への署名を呼びかけており、6日午前4時10分現在(英現地時間)、すでに8万4000人が請願に署名している。(翻訳・編集/本郷)

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