大友克洋作品のパクリ?人気中国映画に疑惑の声―中国

配信日時:2013年5月7日(火) 10時39分
大友克洋作品のパクリ?人気中国映画に疑惑の声―中国
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6日、ヴィッキー・チャオ初監督映画のポスターが日本の漫画家・大友克洋氏の作品にそっくりだとネットユーザーが指摘している。
2013年5月6日、中国の人気女優ヴィッキー・チャオ(趙薇)の初監督作「致我們終将逝去的青春」(So Young)は4月26日の公開以来大入りが続いており、現在すでに興行収入4億元(約64億円)を超える大ヒットとなり、現在最も人気を集める中国映画となっている。しかし、そんな盛り上がりに水を差すかのように、このほど「致青春」のポスターが日本の漫画家・大友克洋氏の作品にそっくりであることをネットユーザーから指摘された。山東工芸美術学院デジタル芸術・マスコミ学院の顧群業(グー・チュンイエ)院長はこれに対し、「漫画作品と比べると、『致青春』のポスターは確かに手は加えられているが、アイデアという視点では明らかなコピーだ」と語った。揚子晩報が伝えた。

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■漫画家・大友克洋氏へのオマージュ?

かなり早い段階から公開されていた「致青春」の人物ポスターは、上部に手に小道具を抱えたそれぞれの主演が、下部にはその小道具が壊れて破片になった場面が配されている。ヒロインの楊子●(ヤン・ズーシャン、●は女偏に冊)はスイカを、ハンギョン(韓庚)は旧式のラジオを、マーク・チャオ(趙又延)は劇中に登場する建築の模型を両手で持っている。これに対し、大友克洋氏が出版した作品集にも同じような漫画が掲載されており、異なる人物が異なる物を持っており、その人物の足元には壊れて粉々になった物も描かれている。「致青春」のポスターと漫画の違いは、ポスターの真ん中には映画名などが入り、上下に分かれている点と、映画の小道具が壊れた場面には漫画のように人が映っていないという点だ。

■参考か?それともパクリか?

このようなやり方は完全な意味でのパクリとは言えないとあるネットユーザーは主張する。「個人的にはこれはアイデアを参考にした程度だと思う。参考にするというのは、他人の作品から自分のインスピレーションを引き出し、さらに自分の作品を作ることである。もし他人のアイデアそのままならば、それはパクリとなる」という。しかし、このネットユーザーは「参考にすることとパクリであることの境界線は曖昧だ」と指摘する。「法律の問題については専門家でないのでわからないが、「致青春」のポスターは漫画作品のアイデアを発展させたものではあるが、しかし一目で漫画のアイデアであることはわかる。人物のイメージや小道具を換えてはいるが、他人のアイデアをコピーしたものではある」と語った。顧教授は「アイデアという視点からみれば、これは紛れもないコピー作品だ」と指摘した。

しかし、中国映画のポスターと外国映画のポスターや絵画作品がそっくりであることはこれまでにも多く見られた。例えばジャン・ウェン(姜文)主演・監督の「さらば復讐の狼たちよ」(原題:譲子弾飛/2010)や「将愛情進行到底」(2011)、「コール・フォー・ラブ」(原題:愛情呼叫転移2/2007)などもすべて外国映画のポスターにそっくりだとネットユーザーからは批判されていた。ネットユーザーが言うように、「パクリやコピー」と「参考」の間にははっきりとした境界線がない上に、ポスターデザインを比較的重視している国内の配給会社が今までにポスターの模倣により訴えられた例もないため、中国ではポスターが何かにそっくりな状況はすでに何ら珍しくない現象となっている。「この件は、映画そのものに対してさほど大きな影響は与えない」と指摘するネットユーザーもいる。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/TF)
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