中国の5G営業許可証発行に国際社会が注目

人民網日本語版    2019年6月12日(水) 21時30分

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中国工業・情報化部(省)はこのほど中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電に5Gの営業許可証を発行した。

中国工業・情報化部(省)はこのほど中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電に5Gの営業許可証を発行した。これに対し、国際社会では「これは中国の5Gネットワーク建設の重要な一歩であり、これから世界の移動通信産業の発展を推進することになる」との見方が広がる。新華社が伝えた。

中国企業4社に5G営業許可証が発行された翌日、ロシアプーチン大統領はサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムの総会で、「ロシアは平等と相互尊重を基礎として(中国と)互恵協力を展開したい」という姿勢

を示し、「中国はパートナー国と技術開発の成果とりわけ5G技術を共有する準備をしているところで、この動きにより中国はカギとなる優位性を形成し、経済発展モデルを変えることができる」と特別に指摘した。

ロシアの有名電気通信企業モバイル・テレシステムズ社(MTS)のアレクセイ・ゴルニャ最高経営責任者(CEO)は、「中国政府は中国企業に5Gネットワークのスペクトルを割り当てており、企業は通信網を利用して5Gネットワークの構築を最大限に加速させることになる。この分配・ネットワーク構築のメカニズムは『合理的で透明』であり、ロシアは5G通信を発展させる時にこのような成功した運営モデルを参考にするべきだ」と述べた。

ゴルニャ氏はロシアと中国がこのほど調印した5Gプロジェクト協力パートナー合意について、「この合意は両国の電気通信企業の戦略的協力展開を推進し、ロシアができるだけ早く5Gネットワークのビジネス応用を行うための基礎を打ち立てるだけでなく、露中経済貿易関係の持続的発展の促進にとってもプラスになる」との見方を示した。

日本紙「日本経済新聞」は、「中国の5Gの経済効果は巨大だ。……スマートフォンの販売も大きく後押しする見通しだ」と伝えた。

ドイツ紙「ハンデルスブラット」のサイトは、「中国は予想よりも早く5Gの営業許可証を発行し、スペクトルの割り当てを通じて5G構築の日程を前倒しし、多くの欧州諸国をリードしている。現在、欧州の約3分の1の国は5Gスペクトルの入札のタイムテーブルさえまだできていない」と伝えた。

ブラジルのサイト「テクムンド」は、「中国の5G営業許可証発行は、自国の通信インフラ建設と事業の発展を促進するだけでなく、関連の外国企業の発展にとってもプラスになる」と指摘した。

米フィッチ・グループはこのほど分析報告を発表し、「中国の5G発展はスケールメリット、安定した中央政府による協調政策、専門的技術によるものだ。中国の5G事業は緩やかに推進されており、許可証を発行された中国企業には整った供給チェーンがあり、さらに膨大な規模のモバイル設備ユーザーも5Gの発展を推進することになる」との見方を示した。

米科学技術サイトのテッククランチは、「ネットワーク設備メーカー、携帯電話メーカー、チップメーカー、アプリケーション開発企業などを含む5G分野の各企業は全力で取り組んでおり、中国の5G発展のチャンスをしっかりつかまえることを期待する」と述べた。(編集KS)

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