日中関係の冷え込み続く、共通の意識や言葉は減少の一途―中国メディア

Record China    2013年5月8日(水) 13時44分

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6日、小泉政権時代から日本と中国の関係は冷え込み、日中共通の意識や言葉が減少していると、中国のフリージャーナリストが指摘した。写真は東北大学片平キャンパスにある中国文豪・魯迅の像。

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2013年5月6日、半壁江中文網によると、小泉政権時代から日本と中国の関係は冷え込み、一時的には改善の兆しもあったが、冷え込んだ関係は現在も続いていると、中国のフリージャーナリスト程万軍(チョン・ワンジュン)氏が指摘している。

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中国が改革開放政策の初期段階にあった80年代前後には日中関係は大きく改善し、アジア最大の経済大国だった日本は中国にとってなくてはならない重要な存在となった。歴史問題など関係に悪影響を与えるような懸案は先送りされ、日中間に蜜月関係が築かれた。中国では日本語ブームも起き、日本のドラマが人気となり、「哈日族」と呼ばれる日本の現代大衆文化を好む人々も増え、白物家電など日本製品が人気となった。

しかし、自動車は依然日本車が主要な存在となってはいるものの、家電では現在は中国の国産ブランドが林立し、日本製品が市場を圧倒する時代ではなくなった。歴史問題や領土問題が表面化し、さらに米中関係の悪化がそれ以上に影響し、日本と中国に共通する意識や言葉が減ってきている。

2012年11月に日本の丹羽宇一郎駐中国大使(当時)が日中関係について「そのきずなは夫婦関係にも勝る」と表現して切っても切れない関係に喩えて「中国の経済成長に日本は必要なくなった」とする見方に反論した。しかし、世界第2、第3の経済大国が無関係ではあり得ないものの、政治面での協力関係を回復するのは容易ではない。共通の利益だけでなく、互いに友人として信頼し、共通の価値観を持つことが必要だ。(翻訳・編集/岡田)

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