シーサンパンナ熱帯植物園、クモの新種が発見

人民網日本語版    2019年6月12日(水) 20時0分

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中国科学院動物研究所が11日に明らかにしたところによると、中国のクモ分類学者はシーサンパンナ熱帯植物園内で、非常に独特なクモの新種「先導板蟹蛛」を発見した。

中国科学院動物研究所が11日に明らかにしたところによると、中国のクモ分類学者はシーサンパンナ熱帯植物園内で、非常に独特なクモの新種「先導板蟹蛛」を発見した。科技日報が伝えた。

中国科学院動物研究所の昆虫分類学専門家の林業傑氏によると、この新種は自分が中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園東エリアの林の中で見つけたものだ。外見が非常に美しく、メスの頭は爪2枚分ほどの大きさで、体長は約13センチ。色が鮮やかで、背中に斑点があり非常に可愛らしい。オスは小ぶりで、背中に赤とピンクの模様がある。熱帯で最もクールな生物の一つと言える。

シーサンパンナ熱帯植物園は中国の植物収集・展示の重要拠点であり、動物研究の本拠地でもある。国内の多くの研究チームが園内でサンプル採取を行っている。中国科学院動物研究所無脊椎動物学研究グループの李枢強研究員が率いるチームは、過去十数年にわたり園内でクモ分類学の研究に従事し、数十万のサンプルを採取し、300種以上の新種を発見した。シーサンパンナ熱帯植物園内では700種以上のクモが明確に記録されている。林氏は「シーサンパンナ植物園の小島で生息するクモの種類は、英国全体よりも多いほどだ。ここはクモの天国と言える」と述べた。(編集YF)

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