パラキシレン工場建設反対訴え市民が大規模デモ=環境意識の高まりで「抗議」多発―雲南省昆明市

Record China    2013年5月6日(月) 12時24分

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4日、BBC中国語版は記事「中国昆明市民が街頭デモ、パラキシレン工場建設に抗議」を掲載した。環境意識が高まるなか、中国では石油化学プラント反対のデモが相次いでいる。

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2013年5月4日、BBC中国語版は記事「中国昆明市民が街頭デモ、パラキシレン工場建設に抗議」を掲載した。

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4日、雲南省昆明市で、パラキシレンを含む石油製品を作る石油化学プラント建設反対デモが行われた。新華社は参加者200人と報じているが、ネットユーザーによると2000人を超える規模だったという。市当局は最新鋭の設備が完備し、厳格な審査にも合格したクリーンな工場とアピールするが、市民の疑念は解消されていない。

また、同じく4日には成都市でも石油化学プラントの運用中止を求めるデモが計画されていたが、大量の警官が動員され、未然に押さえ込まれたという。四川大地震、雅安地震を受け、成都市近郊の石油化学プラントで漏出事故が起きることを懸念する声が広がっていた。

今年1月、中国石油の昆明石油精製工場プロジェクトが国の認可を得たが、昆明市民は同プロジェクトが生産する石油製品の中にパラキシレンが含まれるかに注目していたという。パラキシレンはポリエステル繊維やペットボトルの原料となる化学物質だが、中国では国民の間に「毒性の高い化学物質」との認識が広がっている。2007年のアモイ市、2011年の大連市、2012年の寧波市と大規模なパラキシレン工場反対デモが起きている。(翻訳・編集/KT)

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